希望の歌

今は未来に向かう道の途中だ

舞台「7ORDER」

 

ジャニーズJr.として活動していた「Love-tune」というユニットの7人が全員で退所し、それぞれに再始動したのち7人が集結した2019年5月22日、「7ORDER project」の始動ととに発表されたこの舞台「7ORDER」。

 

ずっと待ちわびていた7人での活動の再始動のステージ。グッズも豊富で、おなじみの写真がまた買えたとか、オリジナルのものが欲しくてずっっっと待っていたトートバックとか、活動がない中で他のグループで発売されていたアクリルスタンドがようやく発売されたとか、実は7人揃ったデザインは初めてのクリアファイルとか、当然のようにデザイナーはMyuto Moritaだったりとか。当たり前だったのに当たり前じゃなくなったことが、また当たり前のようにそこに帰ってきた。

 

初日、最後に7人でステージに立ったザ少年倶楽部の収録日から494日。いろ~~んな日々を乗り越えて、その強すぎる絆と意思でここまできた。7人が再集結して再始動した5/22からちょうど3ヶ月目のその日、再び「はじまりのステージ」に立つときがきた。緊張で吐くかと思ったし()朝からずっと泣きそうだった。

 

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【あらすじ】

いつかの時代、どこかの国。最低の遺伝子「Z」を持った7人の革命――

優生遺伝保存法――通称「AZ法」。移民増加に伴い、優秀な遺伝子を保護する目的でそれは制定された。遺伝子検査によって全国民をA~Zのランクに分け、ランクごとに居住地も職業も固定。ランクを超えた恋愛・結婚も禁じている。10年前に施行されたこの法律は、この国に安定をもたらした一方で、低ランクの人々から夢や希望を奪っていった……。

そんな中、最低ランクのZ地区にて、7人の若者が革命を起こそうとしていた。舞台俳優を夢見るユウマ、ダンサーのミュート、お笑い芸人のショウキ、寡黙なケイゴ、喧嘩っ早いアラン、絵の得意なレオ、そして、リーダーのケンタロウ。7人は自由を叫び、体制に逆らった。彼らはAZ法で禁じられている「音楽」という武器を見つける。
順風満帆かに思えた7人の船出。しかしファーストライブ当日、ある事件が起きる……。

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OP、暗転から徐々に照明に照らされて現れる7人を見てすでに涙が溢れて、ひとりずつ歌いながら、7人で横一列に並んだ瞬間、涙腺など崩壊した。あぁこの人達は本当に一緒に帰ってきてくれたんだって涙が止まらなかった。並んだだけでも泣くのに冒頭からめちゃくちゃ踊る…見たかったものが最初からそこにあった。「7人揃ったかたちでオープニングを始めたい」って言ってくれたというけれど、大正解だ。7人の再始動は7人で始めて欲しいにきまってる。

 

安井くんと長妻くんのシーンになる。長妻くんの新作の絵がスクリーンに出る。これは空白期間中に長妻くんが手にした新しい武器。こうやってステージで使われるほどのクオリティ。ひとまわりもふたまわりも大きくなって帰ってきた彼らを感じた。

 

安井くんがひとりでステージに残る。みんなに見てほしいものがある、とこの世界のシステムを紹介するために見せてくれたNEWS映像はみんなぐずぐずに泣いているのに笑っていた。申し訳ないけど私も泣きながら笑った。DMMで配信された映像で安井くんがよくみんな笑わないね?!って言っていたけれど初日はこらえきれず笑いました。それでも教授役の美勇人くんは最高にかっこよかった(甘)

この別撮り映像役さえもオーディションで決めたらしい7ORDERさん、適当に誰かを当てはめるんじゃなくて、身内であってもオーディションを勝ち抜かないといけない本気で向き合う姿勢も変わらなくて好きだなと思った。

 

「まともな裁判も行われずに」のところは、まともな発表もされず消えてゆくJr.という世界をぼんやりと思い出した。彼らが最後の最後に勝ち取ったのであろう「Love-tuneに関するお知らせ」の文書とともに。

 

「俺は『Z』…ここから這い上がる」

 

「Z」という世界をジャニーズJr.という世界に置き換えるとよりリンクする物語だったかなぁと思う。

 

真田くんが出てくる。映画や舞台が好きだというユウマは真田くんそのものだった。真田くんが公演ごとに変化する人だから、毎回それに戸惑うことなく違和感なくお芝居でこたえていた安井くんはすごいなと思いながら見ていた。「役者になりてぇんだろ。なりてぇなら、なりてぇって言うんだよ!」無責任なケンタロウの言葉も、なんだか叶えられそうな気がしたのは、それを演じているのが彼らだからかな。

 

美勇人くんのダンスも、演技も久々だった。また、上手くなった。番組内で2%発揮したダンスじゃない、LAドイツフランス留学を経た美勇人くんのステージでのダンス、意味わかんないくらいかっっっこよくて意味わかんなかった。留学を経た今の美勇人くんが踊るダンスは、感じたものをそのまま自由に表現する、そんなダンスで、今の美勇人くんが感じたことはこう表現されるんだなって。自由で、楽しそうで、気持ちよさそうで、いつだったかやっすーがもっと自由にやっていいよって言ってくれてたのを思い出した。

これだけユニ厨やってる私でも、留学を経た美勇人くんがやりたいダンスはひとりの方が自由にできるのかもしれないという思いは去年のあの時期から寂しさとともにほんの少しだけあって、美勇人くんの個性をころす人たちじゃないとわかっていてもどこか片隅にあって、だけど、1幕で自由に踊る美勇人くんがすっごく気持ち良さそうで、2幕でみんなと一緒に今までのようなダンスをキラキラ踊る姿やバンドでベース演奏してる姿がずーっと幸せそうな笑顔ですっっごく楽しそうで、「こいつらとならそれができる気がしたんだ」って台詞や「居場所をつくってくれてありがとう」という言葉を受け取って、あぁだから一緒にいるんだねってすとんと落ちてきたんだ。

あれだけたくさんの場所に属してきた人が、いや、だからこそかもしれないけれど、7ORDERメンバーに「居場所をつくってくれてありがとう」なんて言うの…美勇人くんからそんなことばを聞くなんてなぁって、Love-tuneや7ORDERで思うのは何度目だろうか。

 

「革命を起こすのに、なんでダンスや芝居なんだ?」「武器だよ」…俺たちの武器は、バンドと、ダンスと、ファンのみんなだよ、そう言っていたLove-tuneだった彼らのそのままだった。

 

お笑い芸人を目指すショウキの存在が、パッとその場を明るく照らす太陽のようで、薄暗く苦しいこの世界の中で、この人の側ならほっと一息つける、そんな存在感は諸星翔希とそっくりだった。諸星くんのサックスの音色があまりにも綺麗すぎて毎回泣きそうになったなぁ…直前の漫談からのギャップがすごすぎてずるい。

「俺はとにかく笑いたかった」「このメンバーとなら、腹の底から笑い合えると思った」…こんな理想的なチームがあるだろうか。こんな尊い関係があるだろうか。きっと7人それぞれが、このメンバーとならっていう何かがあって、こうしてまた一緒にいるんだろうなぁと思った。

 

穏やかだけど現状をなんとかしたいと熱い志をもって行動しているケイゴもまた萩谷くんにぴったりだった。「お前たちは劣っている!!!」の直前にギンッッて目付き変わる萩谷くんすごいよね…二重人格みたいな豹変っぷり…そして穏やかなケイゴに戻るのはさすがの演技力。自分が属すチームを抜けようと安井くんたちのところへ来たはずなのに、リーダーが無茶をしようとしているから止めて欲しいと懇願するのはケイゴが持つ優しさかな。

 

「喋りすぎだぞ!!!ケイゴ!!!!」

 

アラン様登場ーーーーーー顕嵐くんの華とオーラは本当にすごい。しかしこう…SHARK2の有翔を思い出すキャラだった…アランとケイゴはさながら有翔と晴也…あるはる…帰りが遅ぇってきっと心配で探しにきたんだろうところとか、4ORDERに入りてぇんだろって聞かれたケイゴがはいって答えた瞬間にひどく動揺したりとか、ケイゴのことは振り払うだけで決して突き飛ばさないし殴らないところとか、ほんと「ケイゴのこと、大好きだろ!?」なんだよね…アラン可愛くて好き… 

 

アランとケンタロウの大喧嘩シーンはあちこちで巻き込み事故が起こっていて大丈夫か?!って心配しあっていてかわいくて大好き。かわいさの大渋滞とともに、あうんの呼吸で繰り広げられるギリギリ当たっていない華麗なアクションに惚れ惚れした。彼らの身体能力の高さと信頼関係が成せる技だ。

拳を交わして分かり合ったアランに対しては、仲間になろうぜとか、入らない?とかじゃなくて「俺と組もうぜ」なんだよね。それもすごくしっくりきた、前世のあれこれとリンクさせても。

 

「どんな逆境でも、たとえ真っ暗闇で前が見えなくても、いつか夜明けがくるから」というナガツマ先生の言葉は、あの空白期間中にずっと繰り返し心の中で唱えて支えてもらっていた安井くんと美勇人くんの出演映画「ニートニートニート」の主題歌の歌詞「待ちくたびれたね はじまりの夜明け」を重ねた。夜明けを信じていたのは彼らも一緒だったのかな。

 

最後の7人目として誘われたレオが「こんな僕が、入っていいのかなって…」と不安がる姿に、経験豊富な先輩メンバーの中、Love-tuneに最年少として加入したあの頃の長妻怜央を重ねた。でもね、安井くんと幼なじみの役でもちっとも違和感なかったよ。やすれお幼なじみ設定も、激流の中で苦楽をともにして走り続け、あの期間をともに乗り越え大きく成長して帰ってきた今の彼らだからこそ。

 

「ようやく揃ったな」「こういうのは7人って昔から相場が決まってんだよ」そういって笑顔で円陣を組む彼ら、そしてケンタロウが叫ぶ

 

「行くぞ、俺たち7ORDER、ただいまより、革命を開始する!!!」

 

……はーーーーーー涙腺(語彙力0)

 

さてじゃあ何をしよう!と作戦会議を始める彼らから飛び出した言葉は「固っ苦しいのじゃなくて、あいつら!なんか楽しそう!!って、そう思ってもらえるようなものがいいんじゃないかな」「俺らがやりたいことを自由にやる!それにみんなを巻き込んでやる!!」「俺たちのテーマは自由!」だった。ほんと今の彼らそのままだ。これが7ORDERのやりたいことなんだろう。

 

そしてお笑いやりたい!というショウキの希望からコントシーンへ突入。もうね、終始ぐずぐずに泣いているのに、泣いてばかりいないで笑おうぜ!といわんばかりに面白おかしいシーンを盛り込んでくるの勘弁して欲しい。好き。

 

みんなでできることがないかなぁと思案する7ORDERが見つけたのはバンドセット。このバンドセットを見つけた瞬間、ケイゴが「見つけちゃった!!7人でできること!」とドラムを演奏した瞬間、客席からこらえきれない悲鳴のような歓声がもれたのは仕方ないと思うの。萩谷くんのドラム、それこそ横浜アリーナでの単独公演から約1年5ヶ月ぶりだった。

 

半年後、ファーストLIVEをすることになった7ORDER、そのときに飾ろうとレオが描いていたのは7ORDERの公式ロゴ。「『ORDER』、自分達の秩序や体制で生きる!そのORDERを中心に、僕たち7人」…5/22のORICONの動画で、「テーマもあるんですけど、みなさんなりの解釈も聞いてみたいな」「後々に答え合わせを」っと言ってた7ORDERロゴの答えをここで教えてくれた。

 

LIVE当日、ケンタロウと連絡がつかずケンタロウ抜きで本番を始めようとする6人、ケンタロウがいない代わりにユウマがしゃべるんだけどまとまらなくてできなくて…っていうのは、安井くんがいないと話し合いがまとまらないんだよ、真田くんが頑張るんだけど上手くいかなくてへこんじゃうんだよって話してたあの頃のLove-tuneだったな。

 

LIVEを密告されて警察に会場を取り囲まれてしまう7ORDER。「7ORDERの活動を、迷惑だって思ってたやつらもいたから」という台詞も、実際そうだったのかもしれないと思う。いろんな人と繋いでいた手を離して集まってきた人たちだった。優等生に見えて、大人のいうことでも納得のいかないことがあれば顔に出しちゃうし、やりたい!ってZepp単独掴み取ってきちゃう人たちだったから。

 

6人のLIVEシーンで想いを叫ぶユウマ、そのヒリヒリするような熱い熱い叫びに、メンバーもまたひとつスイッチが入る瞬間だったんじゃないかな。「何もかも全部嫌になっちまいそうなときだってあったよ!」「Zっていう底辺で!光が見えなくて!諦めちまいそうなときだってあったよ!!」それでも「自分らが変わんねぇと何も変わんねぇんだ!!」って、また光を目指して走りはじめてくれた彼らに、ありがとうがまた溢れた。

 

「まさかあのときは、アランが仲間になるなんて思いもしなかったからさ」…これも本当に重なる台詞だった…それまでも掛け持ちのようなかたちで同じ括りで活動していた美勇人くんはまだしも、Travis Japanに属していて世代も少し違ってあまり交わることのなかった顕嵐くんがLove-tuneに加入することになった、あのときのまさかという思いはメンバーにもあったのかもしれないなぁって…どこまで重ねていて、どこから偶然なんだろうなぁ。

 

ケンタロウがひとりでなんとかしようとしたくだりも、「6人とも、めちゃくちゃ才能あるじゃん!って。でも、俺には何もない」「この6人なら、俺がいなくなっても大丈夫だって、そう思った」も、あの頃の安井くんの様子とか「誘ってもらった」と話していたことを思い出すと、実際にそれに近いことがあったのかもしれない、あったとしてもおかしくないよなぁって、いちおたくの妄想だけど。ケンタロウの気持ちが安井謙太郎の心とリンクしているのかもしれないと思うと胸が痛くてたまらなかった。何でもできる人だ。Love-tuneだけじゃない、ジャニーズJr.全体のMCを任される人だった。それでもきっと、6人のためにって自分自身の危険を顧みずに最後の賭けに出ようとした。そんなケンタロウに「俺たちは、みんなが幸せな世界をつくりたい。それは一緒」だから、

 

「もっかい!!!!やり直せばよくない?!!」

 

そう言ってベース掲げて叫ぶミュートを見ると何度でも涙腺こわれるんだよなぁ……そうだよ、新しい世界でもう一度、7人で一緒にやり直そう、って。

 

「俺達が使う武器は、これじゃない」「俺達が今、やるべきこと…わかるな?」ってケンタロウを諭すのがミュートなのがさぁ…「美勇人がいなかったらオレはもういなかったかも」って言ったことがある安井くんに、美勇人くんがこの台詞を言うの…こんなの泣くに決まってるでしょう…みゅうたろうは相棒…

 

「見てよ!!…待ってるよ、みんな」

 

客席を示してそう言われて、そうだよ、ずっとずっとずっと、あなたたちを信じて待ってたんだよ、って涙が止まらなかった。そこからの

 

「みんな、待たせちゃって…ごめんな。俺たちの7つの音色、聞いてください」

 

そんな台詞はあまりにずるい。物語を崩さずこんなにもリンクする言葉をくれるのはずるい。そして歌うのは「踏み出せ前へ前へ Don't look back」そんな、強い強い決意の歌。

 

 「この世界も、捨てたもんじゃねぇな!!!!!!!」

 

 

二幕。公演時間2時間10分のうち1幕で1時間25分が経過。休憩時間15分を挟んで残りはたったの30分。

 

まさか。

 

スクリーンが降りている。そこに流れはじめる5/22再始動のPV。それが終わると「Sabãoflower」という文字が現れる。

 

まさか。

 

そのまさかだった。二幕は全編LIVEだった。3階席に長妻くんが現れたのを筆頭に、各メンバーが客席に登場しながら、ステージにたくさんのシャボン玉が出てくる中で歌って踊る、爽やかでキラキラなsupermanそっくりな曲を歌ってくれた。あぁ、こういうキラキラも手放すつもりないんだなぁってすごくすごく嬉しかった。

 

安井「ここからは、7ORDERのライブだぞーーー!!!!」

 

銀河劇場を一瞬でライブハウスに変えてしまう7ORDER。同行者と手を取り合って泣きながら喜んだ。前世からオリジナル曲を連れてくることができないとすれば、曲も持っていないしLIVEなんて当分無理だろうなと思っていたけれど、やりたいことを自由にやる!という彼らは、劇中の新曲3曲と真田くんが作った2曲で2幕をつかって銀河劇場をLIVE会場にしてしまうんだから敵わない。

 

2曲目は「BOW!!」 ♫ウォッオ~のところをみんなで歌って欲しい、ということで声出し練習。真田くんの「安井さん、恥ずかしがってるんじゃないですか~~?」という振りを受けた安井くんが「半分からこっち!」「今度は半分からこっち!こっちに負けんなよ!!」「全体でいくよ!!」とよく知っている煽り方をしてくれてまた泣いた。変わったけれど、変わらない、大好きな彼らがそこにいた。

この客席に歌ってもらう演出はギリギリまで迷ったという7ORDER。安井「舞台だしさ?でも、大人の人に『いや、いけると思います!!』って」と盛り込むことが決まったと。期間が空いた再始動の舞台でも、過去同様に客席を信用してくれたことが本当に嬉しかった。

 

3曲目「BREAK IT」 で長妻くんのショルキー・空男とも再会できた。SHARK2のCloud5が歌っていそうな雰囲気の曲だと思ったのはきっと主にシンセサイザーの音のおかげだろうな。

美勇人くんがラップパートでベースをひっくり返して背負ってスタンドマイクのマイクだけ持って階段降りてきて歌って、終わったらノールックで諸星くんにマイクを渡して、諸星くんが階段を上がってスタンドにさしてくれる、一連の流れが好きだった。

さなみゅとれおみゅがめちゃくちゃ楽しそうにニコニコ笑いあう瞬間がすごくすごく好きで、好きと同時に、この人たち、こうして笑いあえる場所に、隣にいるんだって実感して泣きそうになった。

この曲で美勇人くんをセンターに据えて踊っているときの7ORDERのダンス力にびっくりした。踊れる人たちの集まりなのはわかっていたけれど、Let It Be を見たときの衝撃と同じ類いのものなんだけれど、それを上回った。力を抜いていない美勇人くんのダンスに全員がついていっていた。

 

MCまであった。

ちょっとよくわからなかった。MC??ほんとにLIVEパートなんだね2幕は??と混乱しながらも、この空気感、雰囲気をこんなにも早く肌で感じられるなんて幸せすぎてしんじゃうんじゃないかと思った。可愛くて、仲良しで、優しい世界が繰り広げられる彼らのMCもそのままだった。

 

4曲目「タイムトラベラー」は真田くんがつくった曲。「この7人と、いつまでも歌っていこうと思って作った曲です」…ずっと7人で歌う未来を描いていたんだなあって、また泣けた。真田くんが1月のTwitter開設とともに配信した「BOW!!」「タイムトラベラー」という2曲を7人で歌う未来があったらいいなという祈りのような願いだったのがいま、現実として目の前にあることが奇跡のようだ。

さなみゅがギターとベースで背中合わせになるのが好きだった。真田くんはいつもチラチラ美勇人くんの方を振り向くんだけど美勇人くんはだいたいひたすら楽しそうにベース弾いている、そんな景色もまた、目の前に戻ってきてくれた。

 

5曲目は「LIFE」。OPでも、「待たせちゃってごめんな」のあとにも歌っていた曲。きっとこの先、この曲を聴くたびにこの舞台を思い出すんだろうな。早くもそんな、特別な曲になった。

 

7ORDERのオリジナル曲であろう新しい3曲、どれも初見で大好きになれたのはすごいことだと思うんだけど、歌って踊るキラキラアイドル、触れたら火傷しそうな熱く激しいバンド、強い意思や野心を痛いほど感じる歌……1度で前世のオリ曲のすべてを手にしたような素敵な曲たちだったからだろうと思う。キラキラアイドルも、ギラギラ火傷しそうに熱いパフォーマンスも、めちゃめちゃ盛り上がるバンドスタイルも、全部ぜんぶ、前世から変わることなく、むしろパワーアップして連れてきてくれた、彼らの大きな武器だ。

 

お互いのことをニッッッコニコの笑顔で見ながら楽しそうに幸せそうに歌ってバンドしてる7ORDER見ると涙が止まらなかった。マイクの下の方のテープがメンカラなのが嬉しかった。カーテンコールの美勇人くんが客席の上のほうまでまじまじと見ていて、あぁいつもこんな顔してこんな風に見渡してくれていたなぁってまた泣いた。

当たり前だったことだけど、当たり前じゃなくなったことが、また当たり前のようにそこにあった。とんでもなく幸せだった。

 

また会いましょう!またね!!って言いながら捌けていった7人に、Jr.祭り単独公演やザ少年倶楽部で放送されたsupermanを思い出しながら、こんなにも穏やかな気持ちでまたねってお返事できるこの幸せをかみしめた。

  
終演後、美勇人くんがInstagramのストーリーに「たのしかったです」「ほんとうに ありがとうございました」と綴った画像をアップしてくれた。その言葉だけで十分だった。美勇人くんが楽しかったなら、しあわせだと笑っていてくれるならそれがすべてだから、それだけで十分だよ。

 

 

暗転から7人の姿がステージに見えたとき、ひとりずつ歌い始めたとき、7人が横一列に並んだとき、美勇人くんをセンターに7人でガシガシ踊り始めたとき、みんなでバンドセットを発見したとき、楽しそうにバンド演奏をしてるとき、、全部ぜんぶキラキラ眩しい宝物みたいな景色だった。

 

 顕嵐くんのお誕生日サプライズはスタッフさんの協力もあった、スタッフさんありがとう!やったよ!!って舞台袖に向かって笑顔で手振ってた7ORDERさんたち、あぁ、新しい世界でも素敵なスタッフさんに囲まれて、素敵な関係を築いているんだなぁって嬉しかったなあ。たくさんの人に愛されて、幸せだーーーー!って笑っていてほしい、いつまでも。

 

あれだけ「個」の集まりとして始まった人たちが、しきりに「7人で」って言うの、確かにもうこの7人しかありえないであろう世界へ出てきたわけだからそうなんだけど、改めて、ひとつのユニットが全員で一緒に新しい道を歩みだした奇跡みたいなものをひしひしと感じてる。

ほんとにほんとにいろいろあったけれど、7人全員がまた表舞台に立つことを選んでくれた、しかも誰ひとり変わることなく、同じメンバーで。今こうして7人がそこにいて、一緒に笑ってくれていることが本当に幸せだ~~って、何度でも思うし、きっとこの先も永遠に思うんだろう。

 

たぶん、この舞台「7ORDER」が、彼らの、Love-tuneだった彼らの歴史やあの空白期間にあったことのうち伝えられることのすべてで、何があったとか、どうしてこうなったとか、どうしてまた7人で集まったのとか、これからどうしていきたいのとか、ファンが聞きたいことを、「いつかの時代、どこかの国」というファンタジーで包んで境界を曖昧にしたすべての答えで、これ以上もこれ以下もきっと今後話すことはしないんだろうと思う。

 

新しい事務所がどことか難しいことなんてどうでもよくて、「堅苦しいのじゃなくて、あいつらなんか楽しそうって思ってもらえるのがいい!」「やりたいことをやれる世界に、そうなるなら俺たちはみんなが幸せな世界をつくりたい」、それがすべてなんだろうなぁと思う。たしかになんかふわっとした大きなテーマと夢を掲げているなぁとは思うけれど、彼らなら大丈夫だって、ついていけば幸せにしてくれるって、信じることができる人たちだから。

 

推しに幸せでいてほしいって、ファンが行き着く願いの多くはそこだと思うんだけど、7ORDERって「Make Happy Order」を掲げて自らHAPPYに生きていきます!って言ってくれて、その過程を共有してくれるから本当に毎日幸せだよ。

 

舞台「7ORDER」お疲れ様でした。前世で 、7人で何かやりたい、舞台とかひとつのものをつくりたいと言っていた夢を、新しい世界で初めての7人でのステージとして叶えてくれた。もうひとつの「はじまりのステージ」がここにあった。これからまた7人の歩む未来を応援できることが本当に楽しみだ。

 

 

俺たち7ORDER、ただいまより、革命を開始する!!

 

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