希望の歌

今は未来に向かう道の途中だ

Dear Love-tune_君に会えてよかった

 

始まりは曖昧で 気がつかないうちに 心にそっと 新しい季節が来たよ…

 

これは、ジャニーズJr.内の7人組ユニットとして1000日間を駆け抜けた「Love-tune(らぶとぅーん)」の物語。

 


2015年12月

7人としての序章はおそらくここだった。

「誰が出るかは発売までのお楽しみ!次世代ジャニーズJr.『J7』(ヒント M,A,M,N,S,H,Y)」

「女性セブン」の予告。1週間後に明らかになったメンバーが、のちのLove-tuneとなる、安井謙太郎真田佑馬諸星翔希森田美勇人萩谷慧悟阿部顕嵐長妻怜央だった。
当時よく同じ括りで活動していた安井くん・真田くん・美勇人くん・萩谷くんの4人に諸星くん・顕嵐くん・長妻くんが合流したこのメンバーを見て、ただひたすらに「強い」と思った。見た目のバランス、年子という年齢差、おそらくキャラもバラバラで。次々とユニットで括られていった群雄割拠のJr.界で、こんなにもバランスのとれた実力あるメンバーがよく残っていたものだと驚いたと同時に、このまま正式なユニットとして括って欲しいと強く願った私は、最初からこの7人に夢をみてしまった。「Love-tune」じゃないLove-tune。まだ「メンバー」じゃない7人。だけど、美勇人くんと顕嵐くんはすでに「Travis Japan」というユニットに所属していて、あまり現実的な夢ではないよなぁと思っていた。

萩谷「ぼくたちはバンドを組んでいますが、正式なグループではないからなれたらいいし、ライブもしてみたい」「Jr.にもたくさんのグループがありますが、正直羨ましいです。仲良しごっこがしたいんじゃなくてぼくも同じ土俵に立って、来年は戦いたいと思います」

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2016年2月18日

毎年恒例の『ジャニーズ銀座2016』公演発表の日。安井くん・真田くん・美勇人くん・萩谷くんの4人括りでの公演が発表された。たくさんのユニットが乱立していてそのユニット毎に公演をすることになっている中、唯一名前のない括りで、(この時点では)4人だけで公演をすることになっている…しかもSnowManTravis Japanと並んで一番多い公演数…しかもオーラス。これは名前を貰う!また一緒だよかったじゃなくて、一緒が当たり前になるんだ!と半分確信のように願った。

 

2016年3月4日

『ジャニーズ銀座2016』当落発表の日。C公演(安井くん・真田くん・美勇人くん・萩谷くん)の「ジャニーズJr.」表記が「Love-tune」というユニット名になった。子どものようにわんわん泣いた。女性セブンの萩谷くんの言葉が早々に現実のものとなったことが嬉しくて「なかなかユニットにな『れ』なかった」という美勇人くんの言葉が嬉しくて…また同じ括りだ良かったじゃなくて、一緒にいることが当たり前になったんだと感無量だった。

安井「グループを組むのが夢でもありますね。グループを組んだことがないんです。グループじゃないから言うこともないかと、お互い引くこともある。グループのためだから言えることもあると思うので、そういう面であこがれます。」

かつて安井くんが語った夢…夢は叶う。だけどJr.のユニットというものは儚いもので、確かなものではない。ここから、これからだと、そう気を引き締めた。

 

とはいいつつやはり浮かれてしまうのは仕方のないことで。ふわふわと「らぶちゅーん」って読むんだ可愛い!と思っていたら「らぶとぅーん」だったり、4月18日に『サマステジャニーズキング』公演(こちらも4人括り)が発表されたりしているうちに公演初日を迎えた。

 

2016年5月6日

初めてのグッズが出た。初めての公式写真が出た。ジャニーズショップで写真を買ったレシートに「Love-tune」と記載された。対外的にメンバーのことを名字呼び捨てにする。「うちの萩谷」とか、そういうちょっと特別な響きがじわじわくる。嬉しそうに何度も何度も「Love-tune」と自分たちについた名前を口にし、ファンにも呼ばせていた彼ら。

安井「みんなへの感謝の気持ちとこれから前に進んでいくしるしの歌にしたいと思います。Heavenly Psycho」

そして最後に歌われた曲は「そこに僕の姿がなくても世界は簡単にまわった」「でもこうして繋いだ手 ひとりじゃないね」「今は未来に向かう道の途中だ」そんな「希望の歌」だった。

 

このまま4人で突っ走って行くんだと、信じてついてゆくと改めて決心したこの日から数日空き、待ちに待っていた次の公演日でそれは起こった。

 

2016年5月21日

突然のスペシャルゲストとして、諸星くん、長妻くん、顕嵐くんが加わった。いつかの女性セブンで特集が組まれた「J7」が集い、7色のメンバーカラーのようなものを纏っていた。
増員なのか、はたまた今回限りなのか、そこには一切触れられることなく大混乱のままクリエは幕を閉じ、混乱のまま時は流れ続けた。6月のザ少年倶楽部の収録は4人だったり7人だったり曖昧で、4人と3人のファンそれぞれがそれぞれの想いを抱えてもどかしい日々を過ごしたっけ。

だけどこの日が、のちに本人たちにより正式な結成日とされることとなる。彼らの中で、4人で結成発表された3月4日を意識してないわけがないだろうし、特に安井くんなんてめちゃくちゃ思い入れがあるだろう。それでも、7人のLove-tuneが彼らにとっての 「Love-tune」 なんだ。

 

2016年6月29日

そんな曖昧な状況に答えが出たと思われたのがザ少年倶楽部 生放送SP。そこにいたのは、Love-tuneTravis Japanとを行ったり来たりする美勇人くんと顕嵐くんを含む、6人のLove-tuneだった。(真田くんは舞台地方公演のため不在)
そしてその日に発表された秋の帝国劇場『DREAM BOYS』公演、そこにあったのは「Love-tune」と表記された7人の名前。
これで7人編成は確定だろうと思われた一方で、サマステの公式HPはいつまで経っても4人のままで。同様にメンバー変更があったHiHiやクラJのメンバー修正が7月13日にされた時もLove-tuneは変わらなくて。それがようやく修正されたのは7月17日だった。
…嬉しかった。J7を初めて見たときに「強い」「これで終わるのはもったいない」と思っていて、このメンバーで括ってくれないかと思っていたから。4人のLove-tuneもすっきりしていてバランスが良くて大好きだったけれど、デビューを見据えた時に正直勝手に懸念していたことが色々とあって、7人のLove-tuneはそれを一瞬で吹き飛ばした。ただただ無敵だと思った。

これが、この日が、Love-tuneの3回目のお誕生日。名前がついた3月4日、7人になった5月21日(メンバー公認)、そして7人編成が公式発表された6月29日。 

 

その後放送された「ザ少年倶楽部」(通常回)での7人のFire Beat。顕嵐くん、諸星くん、長妻くん、と一人ずつセンターへ迎え入れるというか、紹介していくというか、そんなふうに見える構成…4人から7人に増員するにあたってとても効果的な演出で、やはり彼らは賢いし上手いと感服した。
少年倶楽部の収録ではLove-tuneのパフォーマンス中モニター前に人が集まるって、井上瑞稀くんか橋本涼くんが教えてくれたね。美勇人くんだけを追う癖があった私が、7人全体しか見られなくなった。照明なども全て含めてひとつの作品だという意識が強く働く。それがLove-tuneの創るステージだった。

 

だけどやっぱり向かい風は強くて。そりゃそうだ。だって7人それぞれが今まで一緒に歩んできた人たちと繋いでいた手を惜しまれながら離して集まってきたんだから。たくさんの人の複雑な想いの上に成り立った結成だったし、だからこそ夢を掴みとらなければならないと思ったし、これは最後まで解決することなく続いていたなぁと思う。

 

2016年7月

そんなこんなで迎えた初めての夏現場『サマステジャニーズキング』。
嬉しかったな、ひたすら。「We are the Love-tune!」と叫ぶメンバーの姿も、パフォーマンスバトルの台に描かれた美勇人くん作の「Love-tune」ロゴも、メンバーカラーの照明も、メンバー同士で笑い合ってわちゃわちゃしているのも。何もかも、ずーーーーーーっと欲しかったものだった。
ER2前に真田くんが雄叫びを上げて、美勇人くんと萩谷くんがふはって笑いあって、そこからメンバーみんなスイッチが入ったようにただでさえ全力なパフォーマンスを更に越えて生歌だってはっきり分かるほど歌うのもギリギリで壊れたみたいに暴れて首を振って…みんな本当にギラギラしていて、いやいつもそうなんだけど、でもやっぱり息を飲むくらい、圧倒されるくらいギラギラしていて、ヘドバンとかも全力で。

このときは結成したばかりの勢いと、ここから掴み取ってやるって気迫が本当に凄まじかったなと改めて思う。この頃からすでに曲やアピールしたいものによってセンターに据える人を変えていたのも強みだったよね。今は攻めて攻めて他のユニットに追いつけ追い越せなギラギラがものすごいのは分かっているけれど、Love-tuneなら何色にでもなれるはずだから、そろそろ可愛い曲でもっともっとマルチであることをアピールして欲しいなぁとも思った、最初の夏。

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2016年8月

Love-tuneとして初めてのツアーバックのお仕事『A.B.C-Z Star Line Travel Concert』。
与えられたJr.コーナーの時間。安井くんの「代々木ーーーー!!!準備はいいかぁぁぁぁ!!!!!!!」から始まる関ジャニ∞の「Masterpiece」。Love-tuneの単独コンサートに来たかと思った。7人だけで代々木を支配して、7人だけで花道を縦になって一緒に走って、2曲目ではバックにJr.を付けてステージ全部を使って魅せている、その姿だけでもう胸がいっぱいなのに、歌っている曲が関ジャニ∞の「Masterpiece」とNEWSの「SEVEN COLORS」なんだから本当にずるかった。
与えられた時間は自分達のもの、ここは俺たちのステージだ、先輩も喰ってやる、くらいの気迫と熱量。早く本当のLove-tune単独コンサートやろうね、またここに7人で帰ってこようね、そしていつか、そう遠くない未来に「東京ドームで」「本物の銀テープ降らせる」「俺たち」楽しみにしてるからね…そんな夢をみた。

そして、顕嵐くんがLove-tuneに専念することになった、Love-tuneはじめての夏の終わり。

 

2016年9月

Love-tuneとして初めての舞台のお仕事『DREAM BOYS』の幕が開いた。
7人で一緒の舞台に立っている、この人達に名前がある、それだけで去年見た景色と全然違った。名前もなく曖昧な括りでしかなかった4人に作らせて貰えたあの特別なオリジナル衣装を追加で3人分作らせて貰えたうえに、新しい衣装まで作って貰えたことが本当に本当に嬉しくてたまらなかった。
そして何より初オリジナル曲「CALL」を貰えたことが嬉しかったなあ。正直DREAM BOYSにオリジナル曲なんて期待していなかった。隣の日生劇場で主演をはってグッズも出してどんどんオリジナル曲をもらっているすのすとが羨ましくて悔しくてたまらなかった。だけどね、こうして自分たちの衣装を2着も作って貰って、今の彼ららしいオリジナル曲も貰って、重要な役どころと沢山の出番で舞台を支える「Love-tune」な彼ら。美勇人くんが、美勇人くん達が、自分達のオリジナル曲をもらってステージで歌って踊る姿を見ることができるのはいつだろうなぁ…なんて言いながらDREAM BOYSを観ている1年前の自分に、1年後だよって、はぎやすみゅ一緒にいるよって、2016年最高だよって、伝えてあげたかった。
グループとして初めての舞台。それぞれが考え、更にメンバーで話し合ってアドバイスしあって作り上げられた人物像や演技は、本当に素晴らしかった。そんなLove-tuneを、沢山の他担さん達が気になると言っているのをよく見かけたこの1ヶ月は、きっとLove-tuneにとって大きな意味があったはずだ。

 

公演を重ねる毎にグループとして距離を縮め絆を深めていっている様子がレポからでも伝わってくる日々。きっと裏で毎日反省会をして次に繋げてきている。そんな彼らを見ていたら、この人たちの進む道の先にはきっと輝かしい未来があると、信じてついて行けると、そう思った。

 

この頃の雑誌では、わりと重たい言葉を聞いたね。

諸星「Love-tuneに入って居場所ができた」
顕嵐「3人が入って良くなったねって言われたい。オレ自身楽しんでLove-tuneをやってるのでその空気感を伝えたい」
長妻「グループに入れただけで浮かれてはダメ。気を引き締めて頑張る」

安井くんが顕嵐くんに「キャーポイントを稼げ」と言ったのには、グループ内の役割りを既に戦略的に組んできているところに驚いたし、そんな安井くんに対して「100%で返したい」と言った顕嵐くんにも胸が熱くなった。
「爪痕残す」というみゅうたろうの合言葉が、Love-tuneの合言葉になっていた。同じ方向を向いて、同じ速度で走っていけるメンバーなんだろうなと思えたことが、一番嬉しかった。
舞台『ダニー・ボーイズ』の会見で真田くんは「Love-tuneというグループを結成して仲間と歌う喜びは一生ものだなと知ったので、それを伝えたい」と語った。
美勇人くんから長妻くんへの「オレが経験したことは全部教えてあげたいな」「オレの中での仕事のパートナーかも」という思いに震撼した。そんな言葉を美勇人くんから聞くのは初めてだった。遠まわしだけれど、美勇人くんが長妻くんと、Love-tuneと描く未来、みたいなものが見えた気がした。

 

2016年10月

「サボれない」「俺らの勢いがなかったら終わる」「酸素が足りなくて焦る」「オレらの名刺みたいな曲」そんなLove-tune初オリジナル曲「CALL」が満を持して少年倶楽部でOAされた。
ソロパートで歌っている本人じゃなく他の人を抜いちゃうほどの少クラカメラが、CALLでは一切そんなことがないのはもちろん、引きの画のタイミングも完璧、上空からのカメラワークまであった。
Love-tuneのパフォーマンスにおいてカメラ割りにストレスを感じたことはほとんどないと思い返していたけれど、どうやらその辺もしっかりと注文して打ち合わせをしていたようで。1曲のパフォーマンスをここまて作り込んでくるJr.のグループを私は知らない。とんでもない人たちを好きになってしまったと改めて思った。

 

翌月の少年倶楽部で彼らは別の方向からとんでもないものを放ってきた。
初披露曲「枯葉の影」。収録された10月中旬、1人は舞台出演中、1人は主演舞台稽古中、2人が出演舞台稽古中、2人が大学生で1人は高校に通っている中で重なっていた、グループとして出演する次の舞台『JOHNNYS’ ALL STARS IsLAND』のリハーサル。学生である年下3人がLove-tuneの外でお仕事をがんばる上4人の分まで覚えたり、揃っていないからLove-tuneはいいと言われて悔しい思いをしたりしながらそれぞれが闘った。それほど全員が揃うことは難しい状況の中。それならば、披露済みの曲を選べばいいし、それをしないとしても楽器を持って当て振りすることだって選択できたわけで…だけど彼らはどっちもしなかった。それでいて高いクオリティーは落とさない。本当に妥協を許さないかっこいい人たちだと思った。

 

そう、この頃のLove-tuneは本当に多忙だった。特にLove-tuneTravis Japanというふたつのグループに所属し続けていた美勇人くんにとっては。

安井「Love-tuneが経験した大きな出来事『美勇人、グレ期』!」「当時は疲れがピークに達してたんだろうね」
美勇人「たしかに体力的にキツかったし、覚えることも多かったしでいっぱいいっぱいだったなぁ」

そんな美勇人くんを支えたLove-tuneのエピソードもまた素敵だった。都内で20分説教した真田くん、いつも通り「おかえり~!」と声をかける諸星くん、美勇人くんがどれだけ不機嫌でも構わずシャワーに乱入した顕嵐くんと長妻くん、自分も気持ちわかるよ…と同調した萩谷くん、移動の車の中で2時間ずっと話を聞いてLove-tune全員で話をしようと言ってくれた安井くん。結果、ロシア料理を食べながら思っていたことを伝えて笑い話になったみたいだけれど。怒ってくれる人、いつもと同じように接してくれる人、明るく絡んできてくれる人、ゆっくり話を聞いてくれる人…ここでも「バランスがいい」Love-tuneは本当によくできたグループだなと思った記憶がある。

 

2016年12月

アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』のCMに、中居くんと一緒に全員で出演した。驚いたなんてものじゃなかった。結成半年でCMにまで出てしまうのかこの人たちはと信じられない思いだった。

 

2016年12月31日

そんな中、SMAPの解散。でも、それでも、美勇人くんとLove-tuneのきらきら輝く未来を信じて夢見てついていくことはやめたくないと、そう思ったのは、今まで見聞きしてきたものと、信じたい言葉たちがあったから。

安井「5年後10年後にメンバーみんなに伝えたいことがある」
顕嵐「10年後楽しみにしてよーな、みんなで」

グループとしての合言葉があって、それぞれ個人で掲載される紙面でも発言や熱量が一貫していて、同じ方向を向いているんだなと感じられるのはきっと当たり前ではなくて。Love-tuneはすごく素敵なグループの形を作り上げていると確信していた。どんなことも乗り越えてゆける人達だと思った。

2年後、同じようなことがまさか彼らに降りかかるなんて知る由もなく。

 

2017年1月

舞台『JOHNNYS’ ALL STARS IsLAND』。彼らは愛を司る金星となり、真田くんはギター、美勇人くんはベースを弾きながら逆バンジーをした。観劇されていない方は何を言っているのか分からないと思うけど私も未だに分からないので気になさらないでください。
2016年12月3日から開幕したこの舞台。12月公演では外部舞台『クロスハート』に出演していた諸星くんが不在、1月公演からの出演となった。そんな諸星くんが合流した初日、安井くんの台詞に「俺たちLove-tune」が加わった。あんなに大切にしているグループ名を、いや、大切にしているからこそ今まで言わなかったんだよね。7人で「Love-tune」だから。
その日、のえるくんが「モロが入って、完全体になったなっていうのが伝わってきたよ」と言ってくれたという。また、それまで諸星くんの代役を務めてくれていたりんねくん最後の日、安井くんと真田くんが沢山感謝の言葉を伝えたという話を読んで、メンバーでなければ感謝の言葉なんて言わずお疲れ様~くらいなんじゃないかと思うと余計に胸がいっぱいになった。

 

2017年3月

数年ぶりのジャニーズJr.大集合の大きなコンサート『ジャニーズJr.祭り』。
4着目のオリジナル衣装をもらった。満を持して初披露されたメンバーが過去に出演していたドラマ挿入歌「NO WAY OUT」、可愛いLove-tune解禁「MU-CHU-DE恋してる」、萩谷くんのバスドラムにMyuto MoritaデザインのLove-tuneロゴを入れて貰えるようになった、萩谷くんのドラム裏で遊んでる井戸端会議とぅーんが可愛かった、安井くんが「未来に連れてってやるよ」と言ってくれた。

真田「やっさんに『CALL』のオーマイガッがあるように、1人1人に代名詞みたいなものがほしくて。顕嵐でそれを考えてたら「SHARK」のイメージからこの曲(NO WAY OUT)をやりたいと思った」

自分はやっていないけどメンバーがやってきた曲をやろうって言えるのは、きっと期待と信頼の証。
この公演で長妻くんはショルキーデビューもしたね。萩谷くんにこれがいいよって言われて、お父さんが走り回って探してくれて、お母さんが買ってくれたっていう話を泣きそうになりながら話す長妻くんも「こういう家庭でながつは育ったんだ」って泣きそうになるメンバーも素敵だった。
4月には追加公演としてさいたまスーパーアリーナでも行われた…が。初めての大規模なデジタルチケット制導入、システム不具合やらなんやらで席がない人続出の地獄絵図と化した。その窮地を救ったのは、急なMC抜擢、台本もない中で他のJr.を登場させつつ開演までの約30分を繋いだ我らが安井くんだった。

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2017年4月

デビュー組の諸先輩方もいる中で安井くんの煽りから始まった『ジャニーズ大運動会』。
まだまだ事務所内にも浸透していないグループ名はやはり「らぶちゅーん」と呼ばれてしまうのだけれど、なかなか訂正しないな先輩相手だし諦めてるのかな…なんて、そんなグループじゃなかった彼らは。運動会終わりのショータイムLove-tuneのターン冒頭

安井「東京ドームの皆さん、上田くん中丸くん!僕たち「らぶちゅーん」じゃなくて「らぶとぅーん」でーす!!…Oh my got♡」

そして始まる「CALL」…完璧だった。訂正もできて、印象付けられて、今から歌うのはLove-tuneですって自己紹介にもなる。本当に彼らは賢かった。そしてなによりLove-tuneが東京ドームで「CALL」を披露した。

Q東京といえば?
萩安「東京ドーム」
真顕長「東京タワー」
諸星「東京スカイツリー
安井「…ドームだろ!!?」
萩谷「目標としなきゃダメでしょう!」
安井「ドームでやろうぜ!!!」
真諸顕長「いえーーーい!!!」

彼らがよく夢として口にする東京ドームで、オリジナル曲を歌うということがこんなにも早く叶うなんて感無量だった。


2017年5月

『ジャニーズ銀座2017』。正式に7人となってから初めての単独公演。
「この曲だけはペンライトを置いて!」とメンバーも驚いた突然の顕嵐くんのお願いにより、ペンライトではなく拳と手拍子で盛り上がった「NO WAY OUT」。Love-tuneにしかできないライブ、ペンラなしNO WAY OUTが誕生した瞬間だった。

安井「事務所の人にLove-tuneのファンはマジでやばいって言われたの!あなたたちのファンすごいわ!って」

オーラスに突然HiHiB少年がきて台詞メドレーを披露していった。事務所の人にも褒められるらぶ担の空間なら大丈夫だと思われたんだ、らぶ担として良いファンでいなければ、みたいな使命感もあってキメ台詞のたびにみんなで\ふぅぅ!/と盛り上げた。HiHiB少年の出番が終わり、次の曲の冒頭で顕嵐くんが、メドレー内で浮所くんが言った「チカヅキタイ…」の台詞を真似して言ったものだから、思わず悲鳴をあげたあと負けず嫌いだなぁと笑った。
萩谷くんの歌声と長妻くんのキーボードのみの「恋を知らない君へ」 。Love-tuneに加入してから始めたキーボードはめちゃくちゃ上手くなっていたけれど、ところどころ怪しくてその度に前後に頭を大きく振って懸命に弾き続けて、でも終盤で持ち直せなくなっちゃったとき、萩谷くんが笑いながら長妻くんの左手が弾くはずだった伴奏を歌いつつ弾いてあげて、長妻くんは右手で弾ききった。1年前最年少だった萩谷くんが、最年少を頼もしくサポートするお兄ちゃんになっていた。
3年4組はちゃめちゃコントで出てきた、安井くんが描いた山芋みたいな美勇人くんの似顔絵。それがプリントされたTシャツをいつかツアーグッズにするんだ、って、泣きそうなくらい尊い夢を語ってくれた。
「言葉より大切なもの」では、安井くんの慈愛に満ちているように見えた、嬉しそうに微笑んでいるように見えた、優しい笑顔を見てしまって涙が止まらなくなった。きっと誰よりもグループというものに憧れ、念願のグループを手に入れた安井くんのそんな表情を見てしまったらだめだった。本当にLove-tuneがこの7人で良かったし、この7人が進む未来を信じてついていきたいと心から思ったし、そんなことを考えながら聞いてる曲が言葉より大切なもの、それに加えて安井くんのあの笑顔。もう本当に胸がぎゅーっとなって無理だった。安井くんの嬉しそうな微笑みが視界に入るたびに涙が倍になって溢れてきた。
自作曲「Make it」を初披露したのもこのときだった。

真田「Love-tuneとここにいるファンのみんなのために書きました。サビに『キラキラ舞い散るよ 幾千もの願いが』ってあるんですけど、この願いは皆さんがくれたものだと思ってます。皆さんが僕たちに売れてくれとか、もっと大きいところでみたいとか言ってくれる願いを、応援としてもらってます。『溢れ出す光』というのはここにいる僕たち7人だと思ってます。願いと光が繋いでいく場所、見たことない景色を見たいか!?」

そう言われて始まった自作曲で「もうひとりじゃないんだ 世界を変えていこう」と歌われ、曲終わりで顕嵐くんに「We can change the world !!!」なんて叫ばれたらそりゃ涙腺も崩壊する。ストレートで情熱的な真田くんの言葉に、やっぱりこの人たち間違いない、信じてると何度も何度も思った。安井くんが冗談交じりにこぼした「頑張っても、どうにもならないこともある!笑」なんて言葉、もう言わなくてもいいように応援していきたいと決意した。次の夏、とか、目先のことだけじゃなくて、東京ドームとかレギュラー番組とかコンサートツアーとか、もっともっと先の未来を7人一緒に見据えてMCで夢を語るLove-tuneが大好きだった。


この頃は、Love-tuneを結成した直後からずーっと、誰かしらがグループ外で仕事をしていて全然7人が揃わないことを美勇人くんが寂しがる、なんて、いま思えば贅沢なわがままを言っていたものだ。

安井「『いつも誰かが何かのリハや本番やってて全員そろわないね』って言われるのが目標」

結成から1年、もうそんな目標を立てられるのも、すでにもうそうなってるのも、本当に凄いことだった。

 

2017年6月

顕嵐くん主演舞台『魔女の宅急便』。誰も見学に行かないとファンが無駄な心配をしていたら、なんとゲネプロを全員で観劇していたLove-tune。「顕嵐ちゃん大丈夫かな?」とか「いつ出てくるかな?そろそろかな?きたーっ!」とか「歌うかな?歌った~!」とか思いながら見ていたそう。萩谷くん曰く「授業参観のようだった」というその様子が想像に容易くて微笑んだ。

 

2017年7月

映画『ニートニートニート』に安井くんが主演、美勇人くんも出演することが決まって夢かと泣いた。美勇人くんがFINEBOYSでレギュラーモデルになると決まってまた夢かと泣いた。Zeppという日本トップのライブハウスでLove-tune単独Liveが決まってまたまた夢かと泣いて涙が枯れるかと思った。3回もとなりのトトロよろしく\夢だけど!/\夢じゃなかったー!!/をした。幸せだった。

A.B.C-Z 5Stars 5Years Tour』バック。映画の撮影を並行してしている安井くんと美勇人くんは北海道のホテルでメンバーが送ってくれる動画を見ながら練習していた状況だったためか少し出番が少なめ。イエローマッスルガールズというアイドルグループに扮した5人がスタイル抜群の美人すぎて衝撃だった。長妻くんが二段になってるキーボードを弾いていて幻覚かと思った。

 

2017年8月

Love-tuneとして2度目のEXシアターの夏『~君たちが~KING'S TREASURE』 、単独公演を含むこの年は何の節目でもさよならでもないのにめちゃくちゃエモかったね。OPはキラキラ爽やかな夏の朝「Amazing Discovery」~「Hey!! Summer Honey」、今回のLiveのテーマ「フェス」さながら一緒に歌って踊ってらぶとぅんポーズを掲げて盛り上がっていると、気がつけば夕方になり流れるのは「夕闇トレイン」、アンコールを求めるファンの声に最初にこたえてくれたのはスクリーンに映し出される7人がプライベートで行ったバンド合宿@館山のお写真、そして始まる夏の夜、最後の思い出つくり「I Scream Night」は全員でジャンプジャンプ!…全て天才だった。

顕嵐「皆となら、ジャニーズで1番Liveが上手いグループになれるんじゃないかなって。いつかMステに出て、紹介でそう言って貰えるように」

パリピだった『Summer Paradise 2017 橋本ソロ充観とく?~りょうちゃんと ぱ☆り☆ぴ~』、個人仕事の多いLove-tuneはバックのお仕事でもなかなか揃わない。ある日は美勇人くんがTravis JapanとしてKis-My-Ft2のツアーバックで宮城へ行き6人、またある日は顕嵐くんが主演舞台『魔女の宅急便』のリハ大詰めで不在につき6人だったりした。
コンサートの中でいただいたLove-tuneコーナー、7人の日は自分たちのオリジナル曲「CALL」を歌っていたところを、6人の日は「CALL」をやらずに他の先輩の曲をやっていた。『JOHNNYS’ ALL STARS IsLAND』12月公演で諸星くんが不在だった間だけ「Love-tune」と言わなかった安井くんを思い出す変更だった。メンバーが1人足りないとはいえ出来なくはないだろうに、このスケジュールの中で曲目を変えてくる彼らのこだわり、いや、それ以前にバックJr.による言ってしまえばおまけの1コーナーですよ??そこの曲変更ですよ??音源だって多少は照明だって違うでしょう??それに対応してくれるスタッフさんとの関係性とは…と考えさせられた。

そして顕嵐くんから1年後、『Kis-MyFt2 LIVE 2017 MUSIC COLOSSEUM』宮城公演を最後に、美勇人くんもLove-tuneに専念することになった。

安井くんメインパーソナリティの6h生放送ラジオ『夏のジャニーズ曲セレクト ボクとデートしようよ!』、顕嵐くん20歳のお誕生日と映画『空飛ぶタイヤ』出演決定もあり、なんだかいろんな現場や出来事やお知らせがあって必死に駆け抜けた、そんな2年目の夏。

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2017年9月

舞台『JOHNNYS' YOU&ME IsLAND』開幕、オフショットでようやくジャニーズショップでの7人集合公式写真が出た!2曲目のオリジナル曲「烈火」お披露目もこのとき。「悔しいのに笑ってんじゃねぇ」「正しいのに黙ってんじゃねぇ」また、Love-tuneらしい曲をもらった。刀を振り回しなが龍と戦うLove-tuneもかっこよかったなぁ。笑顔を大切にする会を目撃したのもこのとき。

安井(台詞)「俺にとって初めてのグループ…他の誰とも違う道を進むんだ…じゃなきゃ俺たちが集まった意味がない。バンドだけじゃない、ダンスだけじゃない!!俺達はまともじゃダメなんだ」

顕嵐くん主演、長妻くん出演舞台『何者』決定。

Love-tuneとして初めての舞台のお仕事『DREAM BOYS』念願のDVD発売で初オリジナル曲「CALL」とその初披露のステージが映像に残った。

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2017年10月

夢が現実となった『Love-tune Live 2017』…各ユニットに単独公演の日程が割り振られた共通公演じゃない、Love-tuneのためだけの本当の単独公演を、バンドの聖地Zeppでできた。美勇人くんデザインの「Love-tune」ロゴ公式化、Myuto Moritaデザイナーデビュー、3曲目のオリジナル曲「This is Love Song」初披露。
このLiveのテーマは「覚悟と気合」だった。「魅せる」 クリエ、「フェス」 EXときて、Zeppのテーマが 「覚悟と気合」。First Liveに対する並々ならぬ意気込みは、会場の下見を兼ねて他のアーティストさんのLiveに行ったとか、『JOHNNYS' YOU&ME IsLAND』に集中しなくなるからと舞台期間途中まで打ち合わせを禁止されてしまったりとか、そんなエピソードでも伝わってきた。
満員御礼どころかLove-tuneファンですらチケットがとれず、グッズとして売られたTシャツも連日完売で入手困難となり、まさに阿鼻叫喚だったほど大盛況だったFirst Liveは、大成功で幕を下ろした。

顕嵐「いろいろなことをやるから、どうしても中途半端って言われてしまうところがあると思うんですけど、中途半端を突き詰めれば一つのオリジナルになるんじゃないかと僕は思っているので、両立してやっていきたいなって強く思ってます」

Zeppでやることになったきっかけは「5年後10年後なら話せるかな」なさなぴー、「10年後またここで会おうよ」と歌ってくれた7人…5年後10年後が楽しみで、ここから先の未来がますます希望に満ちあふれていった。

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2017年11月

フジテレビで始まったJr.のバラエティ番組「ジャニーズJr.dex」に早々に登場し、それぞれ爪痕を残した7人はやっぱりバラエティにも強いと再確認した。

雑誌「Dance SQUARE」でLove-tuneとして初めて表紙を飾った。「Stage navi」がLove-tuneの序章である女性セブンでの「J7」のオマージュでエモかった。他にも、Zepp関連でたくさんの雑誌に載った。追いかけるのが精一杯で毎日必死だった。

顕嵐くん主演、長妻くん出演舞台『何者』開幕。またまたメンバー全員で授業参観をしていて可愛さの限界突破(しかも本番。顕嵐くんの舞台『魔女の宅急便』でゲネプロを観に行ったらファンに何で見学行かないんですか?と言われた経験から)。この期間は、人のことに干渉しないイメージの顕嵐くんの違う一面を見た気がした。リハに毎日ボロボロのTシャツやど派手なダボダボジャージを着てくる長妻くんに、やけに苦言を呈していたよね。

顕嵐「知らない人が見たら、誤解されてしまいそうなビジュアルなんだよね」「俺らってさ(中略)四六時中、面接されてるようなところがあると思うんだ。こういう現場や、リハの時だって、誰がチェックしてるか分からない。だからこそ、気が抜けるのは楽屋にいる時だけだし、ながつも場に応じた服を着ろよって話なの」「オシャレにしてたらモデルの話とか来るかもしれないよ?」

この会話を読んだとき、美勇人くんの「このままだとアイツ(長妻くん)が損をすると思う時はいいます」とか、安井くんの「グループじゃないから言うこともないかと、お互い引くこともある。グループのためだから言えることもある」を思い出したりした。安井くんも何者の演出家さんに「2人をお願いします」とメールを送ったというから、「グループのためだから言えること」を越えて、グループのために、メンバーのために言いたいというところまで到達していたんじゃないかと思った。

 

2017年12月

『お台場 踊り場 土日の遊び場』(通称:湾岸Live)で5着目のオリジナル衣装お披露目。王子様衣装を提案した顕嵐ちゃんも、色味を提案したさなぴーも、デザイナーMyuto Moritaも天才!と褒めちぎりたくなる素敵な衣装だった。レインボーブリッジが虹色に光ることに興奮する美勇人くんも、東京タワーに表示されるハート型のイルミネーションを見てLove-tuneを応援してくれてる!って言った顕嵐ちゃんも、怜央の遅刻謝罪会見も、ding dongで手を繋いで円になってぐるぐる回るなんて天界のような光景をつくりだしてしまう19~26歳の男の子たちも、みんな愛しかった。

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2017年はもう3年分くらいの濃密さだった。オリジナル曲を2曲貰って、自分達でも1曲作って、オリジナル衣装も2着貰って、春夏秋冬それぞれのLive、単独Liveまでやらせて貰って、オリジナルグッズも出して…Love-tuneの勢いは本当に凄かった。

そんなふうに走り抜けた年の瀬、家族会だった萩谷くんを除く6人で忘年会をして1年を振り返りながら、不在の萩谷くんを思い「今頃何してるかな~」と話していたというLove-tuneは、どう見たって良いチームだった。

ただひとつ、いつも肩を並べていたSixTONESSnowManTravis Japanが12/31のジャニーズカウントダウンに出演した一方で、Love-tuneだけ出演しなかったことが、2017年の終わりに始まった、ほんの少しの違和感だった。

 

2018年1月

舞台『JOHNNYS' Happy New Year IsLAND 』。Love-tuneの出番は決して多くはなかったけれど、金色の和服を纏い舞台の中心で刀を振り回す「PRIDE&SOUL」はかっこよかったし、2幕の後半にコンテンポラリーダンスでの「夜空ノムコウ」という新たな挑戦と、ジャニーズの歴史と人物紹介という重要な語りを任せられていた。
この舞台期間中に顕嵐くんがインフルエンザでお休みしたことがあって。もちろんファンはその理由など推測するしかなく、不在初日がキンプリのデビュー発表日と重なったこともあり余計にざわざわしていたわけだけれど、彼らはそんな雑音も逞しく吹き飛ばしてしまった。

安井「顕嵐は体調不良でーーーす!!!」

「CALL」冒頭の決め台詞「Oh my got♡」を不在の理由宣言に使った。あまりにも豪快すぎるし斬新すぎるお知らせ方法だったけれど、台詞が決められている舞台において自由に喋ることができる最初の場面がここだったんだよね。顕嵐くんいつまでお休みなのかなきっとインフルだよねってファンが不安になっていること(そしてこれは妄想だけど顕嵐くん自身も休演していることを気にしているだろうことも)ちゃんと分かっていてこうやって言葉をくれた。そして顕嵐くんが復活したその日、安井くんが「We are Love-tune!」と言った。いつもそうだ。誰かがいないときはどうにかしてその理由を教えてくれるし、7人揃ってから「Love-tune」だと声にして自己紹介する。そんなグループ愛の強すぎるグループだった。

 

2018年2月

『ジャニーズJr.祭り2018』、SixTONESSnowManLove-tuneTravis Japanの4組による大阪城ホールでの合同公演。
JAPONICA STYLE終わりの布越しにシルエットで登場、前半のダンスパートのあと、間奏で奈落へ飛び込みバンドスタイルでせり上がってきて後半のバンドスタイルへという鮮やかな転換がかっこよすぎて息をのんだ「烈火」。
暗闇の中、外周のメンカラ照明縁取りリフターに散らばって登場し、安井くんの「好きになっちゃう♡」で会場の照明をピンクに染めあげ、顕嵐くんが両手でカメラを包み込んで画面いっぱいの笑顔で「大好きだよ♡」とキャーポイントをかっさらい、そのあと全員がバクステに集まってきて、ぎゅうぅぅぅぅ!と隙間なくくっついてめちゃくちゃ楽しそうな満開の笑顔でひとつのカメラにおさまり多幸感を振りまく…そんな7人が可愛くて眩しくて愛おしすぎて泣いた「This is Love Song」。
THEアイドル王道キラキラ可愛いThis is Love Song→ガシガシ踊って魅せるダンスナンバーCrystal Sky→オラオラ煽って煽って盛り上げるバンド曲CALLっていうLove-tuneメドレーが何回思い出しても大天才で最高で最高で最高すぎた合同公演。
全体のMCや突然の関西Jr.公開オーディションの仕切りは当たり前のように我らが安井くんで、そこにはたしかに揺るぎないLove-tuneの地位みたいなものがあったはずだった。

 

2018年3月

Jr.の専属契約を拒否したなんて噂が流れる中、ジャニーズJr.の5グループがYouTube配信を始めると発表があった。ネットに疎遠なあの事務所がそこに手を出すなんてと驚いた。だけどそこにLove-tuneの名前はなくて「声を掛けたが、メンバーは興味を示さなかった」と報道された。そのときは別にそれが本当だったとしてもおかしくはないと思った。自己プロデュースに長けたあの人たちならそういう選択をしてもおかしくはない。動揺することなくただ真っ直ぐに自ユニを信じられている自分がいることに、たったの2年で彼らが築き上げてくれた絶大な信頼関係を実感したりした。

そんな中、横浜アリーナへ会場を移して再び始まった『ジャニーズJr.祭り2018』。その中で1公演だけ用意された単独公演。あの横浜アリーナで、Love-tuneだけのコンサート。たった1公演のみのコンサートにも関わらず、まるでデビュー組がアルバムをひっさげて行うツアーかのように新曲「superman」を軸にした本格的な世界観で会場を導いた彼ら。
15,000人が手を繋いで上に挙げたとき、15,000人がペンライトを消して拳を突き上げて盛り上がったとき…全員が一緒にモロササイズやペンラなしNO WAY OUTをする景色は、いつか横アリや東京ドームで…そんな夢の具現化を見た。
安井くんの「俺たちの時代だーーー!!!!」という叫びとともにセンステに向かって全速力で走り始めたLove-tuneが向かう先に未来しか見えなくて涙腺が崩壊した。
\すーぱーまーーーん!!/って無邪気に奈落に飛び込んだあと、「僕は諦めない。君と僕で新しい未来を創るんだ」というメッセージとともにギラッギラのSHE SAID…バンドでせり上がってきた彼らはきっと、ずっと何かと闘いながら、諦めてなどいなかった。
安井くんが語った。今回の公演のテーマは「夢」だと。グループ結成後、4人から7人になった始まりのクリエの時に「絶対にアリーナクラスの会場に立とうと約束しました」と。そのうえで「こういう形ですが」今回それが叶ったのだと。言外に含まれた目指すのは本物の単独公演なのだという意思に震え、「夢見ていこうぜ横アリ!!!夢って最高だろ!!!?」という力強い言葉に強く心を揺さぶられ、3年前の「ガムシャラJ's Party」で「いつか本物の銀テープ降らすから!」と言ってくれた約束を果たし「銀テープおまたせ!」と言い放って捌けていった彼らは絶対に夢を叶えてくれる人たちだと改めて確信した。

4グループそれぞれの単独公演を挟み、合同公演でオーラスを迎えた3月27日夜公演。この日の「象」と「CALL」はえげつなかった。他担にもペンライトを置かせて真っ暗な会場をつくりあげた象。喉を痛めるんじゃないかってくらい叫んで、息が乱れることも厭わずステージの上を全力で走り回って、弾けてるのかわかんないくらい激しく演奏していた「CALL」。会場を煽って煽ってものすごい熱量で横浜アリーナを掌握していた彼ら。あのときのLove-tuneがどんなものを背負っていたかなんて知るよしもないけれど、単独公演の「象」が未来への希望と対ファンへの約束なら、合同公演の「象」は対世間へのとても好戦的な決意表明だった、気がした。
最後の最後にステージから捌けるとき、美勇人くんと安井くんがふたりで深々とおじぎをして、柱の奥っていう大衆からは見えないところでお互いの腰に手を回して一緒に捌けていったその姿は、まさに共に戦い抜いた「相棒」だった。

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今思えば、これが「Love-tune」最後のLiveだったね。

 

2018年4月

少年倶楽部の収録において、最後の緞帳が降りる中「俺たち頑張ります!!!!」と安井くんが叫んだ。毎月載っていたアイドル誌ポポロに載らなくなった。

 

2018年5月

少年倶楽部の収録に呼ばれなくなった。美勇人くんがレギュラーモデルとして起用されていたFINEBOYSから「5月号をもって円満に卒業」したといわれた。美勇人くんが夢だと語り掴みとったモデルのお仕事。このときはさすがに、何かが起こってるとか、それでもただ真っ直ぐに彼らの言葉や態度、今までとこれからを疑うことなく信じられていたとか、そういうのとは別次元の感情が湧きあがった。

 

2018年6月

夏のJr.ユニット公演が発表されたその中にLove-tuneだけ名前がなかった。そんな中、6/15に顕嵐くん出演映画「空飛ぶタイヤ」の公開が始まった。

 

2018年8月

Myojoに美勇人くん、顕嵐くん、長妻くんだけが載るようになった。

 

2018年9月

前半誌もそうなった。Myojoには美勇人くん、長妻くんだけが載るようになった。

 

2018年11月

映画「ニートニートニート」に出演するタレントとして安井くん、美勇人くんが載ったのを最後に、メンバー全員がすべてのアイドル誌に載らなくなった。

そんな中、11/23に安井くん主演、美勇人くん出演映画「ニートニートニート」の公開が始まった。一時はもうお蔵入りになるんじゃないかと思ったこともあったけれど、ようやく無事に公開に漕ぎ着けた。みゅうたろうが映画で共演、挿入歌にLove-tuneのオリジナル曲「CALL」、沢山の雑誌に載り、TVにも出演して、完成披露試写会、全国各地での舞台挨拶、100館に迫る映画館での上映…全部、夢だけど、夢じゃなかった。「いつかなんとかしなきゃ、そう思いながらなんとなく生きてきた。でもそのいつかなんて永遠に来ない。誰かが扉を蹴破らない限り」「待ちくたびれたね はじまりの夜明け」…偶然か必然か、こういった語りや台詞が、主題歌や挿入歌の歌詞が、つよくつよく響くタイミングでの公開だった。後に監督が「色々あろうが前を向く主演の安井、森田をファンの皆さんが懸命に支えた」と言ってくださった。そう、ふたりはずーーっと楽しそうに前を向いてた。公開の1週間後にあの文書が出るなんて微塵も思わなかったほどに。最後まで「見せない美学」を貫き通してくれた。

 

そして

 

2018年11月30日

事務所から公式に「ジャニーズJr.内ユニット「Love-tune」に関するお知らせ」と題した、全員退所のお知らせが出た。

ずっと不思議だった、ここまでの状況になってもなんで解散しないんだろうというそのひとつのこたえがこの「グループ全員一緒に退所」であり、そのこと自体も、この1年の色々も、事務所がJr.の退所を正式な文書として公表することも、ジャニーズ事務所の歴史が動いた瞬間だ。
ずーーっと何かと闘いながら全力疾走しているようなグループだったけれど、うやむやにしたくないって、最後の最後まで闘って、最後に勝ち取ってくれたのがこの「お知らせ」だったんだと思う。

今だから正直に言うと予測と希望通りだった結末に喜んだ私だけれど、その一方でこんなにも大きな人生の岐路に立って、全員で同時に同じ決断を下した…そうせざるを得なかったのかもしれないけれど…7人で同じ決断を下した彼らに、少し驚いた。だって彼らは「1人でも闘える7人が集結」したグループだった。1人でも戦える7人が集結したグループ、は、裏を返せばその場所に拘る必要はきっとなくて。個人になっても残るという選択をするメンバーがいても全然おかしくなかった。でも、最後まで一緒なんだって、この終わり方なら次があるかもしれないって、諦めの悪い私はそれが嬉しかったんだ。

 

2016年5月21日から2018年11月30日まで、ちょうど1000日間を駆け抜けた「Love-tune」。
たったの約2年半、されど約2年半、Love-tuneがくれた夢とか希望とか幸せとか笑顔とか、とんでもなく大きくてあたたかくてキラキラ眩しくて、まるで彗星のようなグループだった。

 

 

 

 

Love-tuneって、とんでもなく仲良が良いグループだったよね。

お仕事でずっと一緒にいるだろうに、プライベートでもなお一緒にいる。だけど、ただ仲良しこよしじゃないし依存しあわない。

26~19歳の仕事仲間である男の子達が、全員のピースを寄せあって星型をつくった写真を撮ったり、プライベートでバンド合宿に行って全然練習しないって真面目なメンバーに怒られるくらい遊んだり、砂浜に♡描いてその後ろに全員でしゃがんでセルフタイマーで写真撮ったり、自分達でスタジオを借りて明け方までバンドリハした帰りにコンビニアイス食べたりする。

よくグループ内での流行語が生まれる。「○○男」「ありがてぇ」そうやってグループ内で共有して、ファンにも教えてくれる。

安井くんが出演しているラジオをお仕事終わりでみんなで聴きながら誰が1番に名前を言われるかダービーをして、グループLINEに「モロきたーーーー!」って送ったりする。

スタッフさんにメンバーのお誕生日お祝いしてもらったことに対して、メンバーみんなでお礼を言うから「本当に仲がいいグループですね」って言われちゃう。

しょーもないことをみんなできゃっきゃ楽しんでる。車がトンネルに入ると必ずDAYBREAK流してトンネルから出たら流しちゃダメっていう遊びをする。
長期舞台の楽屋では萩谷くんがコーヒーを挽いたり漫画を用意したり、みんなで「うみ」ってひらがなで書いた紙とかアロハシャツを飾って居心地よくつくっちゃう。あまりの居心地の良さにのんびりしていたらスタッフさんに「Love-tuneどこだ!?」って呼ばれて、やばい!と思うけど絶対に間に合わないから、モンスターズインクに出てくるカタツムリのキャラクターの走り方(急いでるけど全然進まない)したりする。
メンバーが頂いたお誕生日ケーキのローソクを勝手に吹き消しちゃうバースデーモン長妻くんが毎回現れる。そんな長妻くんのいたずらシリーズの一部…ドリボ期間中、翔希のリュックにダンベルを入れる。美勇人くんのドリンクにお酢を入れる。真田くんの栄養ドリンクにお茶を入れる。
顕嵐くんは、本番前に寝てる真田くんの鼻にスースーする何かを塗り、起きてから「なんか鼻スースーする...風邪引いたかな...」ってうろうろする真田くんにニヤニヤする。

オレンジジュースが大好きな長妻くんは、あまりに飲み過ぎたのか手が黄色くなったためにメンバーにオレンジジュースを禁止される。飲みたいときは安井くんに電話をかけて「安井くんオレンジジュース飲んでいい?」と聞く。たまにこっそり飲むとメンバーに告発される。顕嵐「このあいだ何者のリハのあいだに飲んでたよ」安井「ながつー!」長妻「わーーごめんなさい!」なんてやりとりをする。

基本的に団体行動してる。楽屋でも全員でご飯を食べる(通称"G7")鍋パまでしたりする。(1人別のリハがあったため楽屋を出る際、振り返ってその様子を俯瞰で見た美勇人くん「家族みたいって思った」)
Live前には必ず決起集会と称した全員でのご飯会をする。お風呂も全員で一緒に入る。どんなにメンバーの機嫌が悪くても一緒のシャワールームに乱入してわちゃわちゃしたりする。無限シャンプーや、シャワーカーテンの足元の隙間から熱湯シャワーをかける"足元熱湯"したりして遊んでる。寝てたら楽屋に誰もいなくなってて、これはみんなシャワールームだ!って見に行ったら案の定みんなシャワールームにいて、置いてかれた!!ってぷりぷり怒ってた顕嵐くん、何回思い出しても可愛い。

コンサートや舞台の見学もほぼメンバーと一緒に現れる。故に見学エピソードがはちゃめちゃに可愛い。関ジャニ∞、舞祭組、顕嵐くんの舞台『魔女の宅急便』、顕嵐くんと長妻くんの舞台『何者』 などはメンバー全員揃って一緒に見学してた。
真田くん出演『コインロッカーベイビーズ』で遅刻ギリギリだった顕嵐くんが受付で「美勇人くんにつけといてください!」と入ったため更に遅れてきた美勇人くんが2人分払ったというあらみゅの話はおかしかったな。なんで後から来た美勇人くんが2人分払ってるの…(観劇料は返済(済))(なおこの日は他に安井くんと諸星くんも)。
メンバーに本気のエイターを擁するLove-tuneは、7人全員で関ジャニ∞東京ドーム公演の見学にも行ってたね (最寄駅で7人全員で待ち合わせて一緒に向かった目撃談付き) (のちのラジオでその道中に壁にマフラーが引っ掛かった美勇人くんに安諸で「うーわだっせぇ~ばっかじゃねぇのぉ~うぇーい!」とからかったエピあり)。
ジャニーズJr.祭りでは、他の3ユニットの単独公演を全て見学した長妻くんの隣にはもちろんメンバーがいたわけだけど、25日夜Snow Man公演:安井くん、26日昼Travis Japan公演:美勇人くん、26日夜SixTONES公演:諸星くん、とメンバー同行リレー。

お誕生日会はメンバー全員でやる。それぞれのお誕生日会を7人全員で集まって催す、しかもそれをプロデュースするのはひとつ前にお誕生日だった人っていう幹事リレーシステムがグループ内ルールのひとつだった。2年目はくじ引きで幹事を決めるランダム制となり続行してた。
夏のEXでZeppはハロウィン仮装しよう!ときゃっきゃしてて可愛いねそういうの好きだよねと思ってたらとんでもないもの(Dye D?)見せられたけど、実は美勇人くんのお誕生日会を兼ねたほんとの仮装パーティーをプライベートでしてた。
萩谷くんのお誕生日会は前日に下見に行き、当日と同じメニューを食べる徹底っぷり。下見ということを忘れていた安井くんが萩谷くん本人を誘ってしまったけど、断られてセーフ。萩谷くんいわく「帰り道と反対だったから…笑」とこれもらしいエピソード。
自分のお誕生日会が楽しみで一番前を歩いてお店に向かった真田くん。舞台·何者があり遅れて合流のらんれおを皆で待っていると、フリーザとピッコロの被り物をした2人が登場した、なんて愉快な日もあったみたいだね(一度店の前に着いたが遊び心を優先し買いに行ったとか)

貯金を積み立てて7人で旅行しようと約束する。

すぐにくっつく。誰かとくっついてないと寂しくてしんじゃうの??っていうくらい常に誰かがくっついてる。全員で集合するとどこに誰の手や足があるのか分かんなくなるのが常。「楽屋でも1畳位に集まる(by真田)」わちゃわちゃ~ぎゅうぅぅ~~が通常運転。

雑誌の読者プレゼント用の年賀状で同じようなメッセージを書くという団体芸をする。こういう団体芸をしようとするところにも垣間見えるLove-tuneというグループの雰囲気の良さとか団結力とか可愛らしさとか賢さとか=強み。

安井「雑誌の現場なんかで6人の顔を見るとめちゃくちゃホッとする」

真田「ひとり欠けただけで心細く感じる」「ひとり現場に戻ってくるだけで気持ちが温かく心強く感じる」メンバーに1か月間一切会わないのは「寂しい」から無理「がんばって1週間半」「2週間に1度ぐらいは写真を送り合おうって約束したよね?」

萩谷「(メンバーのこと)絶対に1日に1回は思い出すと思う」

いろんなところから集まってきたからこそ、結成の「はじまりのステージ」からこれからの方向性を話し合って目標を定め、こうしてあらゆる見学に一緒に赴き、プライベートでもメンバーのお誕生日のたびに全員で集まってお祝いしたり、バンド合宿をしたり…グループになろう、もっと強くなろうという過程にグッときたことがたくさんあった。

 

だけどお互いにライバルだった。

誰かにソロのお仕事が決まると「なんでオレじゃないんだ!?」と思うくらい悔しかったし、それが刺激になっていた。メンバーにもそう思ってもらえるような存在になりたい、と話した顕嵐くん。

メンバーがグループ代表で選出された時や外のお仕事に送り出す時「爪痕残してこい」とは言うけど「グループのために頑張ってきて」とは言わなくて、むしろなんで自分じゃないんだ悔しいって言うし、本人が自分のためというのは大前提で「グループに持って帰ってくるよ」って言う。

 

完璧な「チーム」だった。

年子だった。真田くんと諸星くんの間だけひとつあいてるけど、あとは綺麗に学年も違うという珍しいグループ。「だからこそ仲良くなる(本人談)」故に溢れる家族感と、年齢差およびJr.歴の幅があるからこそ魅せ方や可能性や各々のコンビの色が沢山あって凄く楽しかった。本人たちもRPGみたいにキャラがバラバラだって言っていた。

「全員がセンターになれる」グループだった。そのパフォーマンスにどういう色や意味を持たせたいかによってセンターに据える人を変えてくる。TV誌でも「バンド=武器を手に、1人でも戦える7人が集結」「各ジャンルの猛者がそろう7人組」と紹介された。

合言葉は「爪痕残す」。少年収のMCでもっと繋いでと指示が入ったときの諸星くん「まだ爪痕残せるってことね」舞台·何者の長妻くんのコメント「しっかりと爪痕を残し僕の座右の銘である「常に全力投球」の言葉を忘れずに精一杯頑張っていきます」舞台クロスハートの諸星くんの意気込み「今回初めての外部なので、一番は爪痕を残す!」少クラゲームコーナーの顕嵐くん「俺も爪痕残してこいって言われたんですけどね…」少クラゲームコーナーの真田くん「爪痕も残せず…出た意味!」熱いグループ対決、代表者に諸星くんを選抜しながらも、みんなで考えてリハもしたのであろう完璧な団体芸を披露。制限時間もぴったり、秒単位も無駄にしないLove-tuneさん。

戦略的で賢い。セトリ会議の常套句は「その意図は?」。きちんとした選曲理由と、それはどういう効果を狙っているのかを説明して、メンバーを納得させられないと採用されない、そんな熱くて意識の高いグループ。Heavenly~の選曲も、個人的にはめちゃくちゃ嬉しかった反面、ものすごいところに挑戦しにいったなぁ関ジャニ∞とファンにとってトップクラスで大切な繊細な曲だって知ってるのかなぁって心配だった。でも彼らは知っていた。「関ジャニ∞にとっても大事な曲だから」って言ってくれた。時に論理的になりすぎていないかと心配になるほど緻密で戦略的なLove-tuneというグループの中で、直感で突拍子もないアイディアをぽんぽん投げ入れているらしい真田くんの存在は本当に大切だっただろうと思うし、それによってよいバランスが保たれていたんだろうと思う。

お互いに似合う衣装や次の髪型をいつもメンバーと相談しあってる。萩谷くんが自分のキャラや立場を理解して黒髪を守っていたのも、長妻くんが入ってきて染めることができたと話していたのもそのひとつ。本当にグループとしてバランスを取って、グループとして戦っていた。

Liveひとつとっても、短期(目の前の現場)、中期(2年以内に武道館)、長期(いつか東京ドーム)って掲げられていたのもすごかったな。

顕嵐くんのセールスポイント「アップに耐えられること」を受けて「アップに耐えられないこと」って言うみたいに諸星くんは時々自虐的なことを言うけど、メンバーは諸星くんのことかっこいいと思ってて、もっとかっこいいとこ出していこうって、何でもできるオールラウンダーだって思ってるところが素敵だったよね。最初のJr.情報局動画のクロスハートの宣伝で「ここ(舞台)ではかっこいいモロを出していこうかなって」と言った諸星くんに「ここ(Love-tune)でも出そうよ!」って言った安井くんとか、マイクに拾われないくらいのトーンでぼそっと「いつもかっこいいと思うけどなぁ」って言った萩谷くん、が本当に好きだった。

チーム内の雰囲気づくり、目標やテーマという軸を立ててそこへ向かって走る結束力、沢山のアイディアを出す創造力、隙のないようにつくり込む力、それをまとめる力、よりよく分かりやすく伝えて相手の心を動かす話術と表現力、そして振り返り…彼らは本当に優秀なプロジェクトチームだった。可愛いもかっこいいもお笑い要素もリアクション芸も天然さんも演技力も決めるときは決めるスター性も団体芸もお互いを引き立てるチームワークも、全部ばっちりだった。

そんな自他共に認める最高のバランスで成り立つ7人。グループって時間をかけて役割分担が出来て、なんやかんやバランスよくなっていくものだと思っているけれど、Love-tuneは初めからそれがしっかりしていて、本人達の口からも「バランスがいい」と言えていたところがすごい。しかもそれが、結成前にそれぞれの場所で確立してきた強みやキャラやポジショがそのままLove-tuneでの立ち位置や役割になっているというのは、軽率に奇跡や運命という言葉を使いたくなった。

歌えて踊れて演技もバンドもできてバラエティもできてあらゆる方向に緻密に戦略が練られている熱量が半端じゃないLove-tuneという個性バラバラな年子グループに欠点なんてあったの?なくない?? 

 

圧巻のパフォーマンス力を持つグループだった。

毎回毎回、今までより更にかっこいい最高で最強!!って思わされた。毎回毎回かっこよさと圧倒的な強さを更新してきた。

歌詞に重きを置いていたのだろう、アルバム曲とかカップリング曲からもよく選曲されるその曲たちには、必ず意味やメッセージ性があった。

たくさんいる東京Jr.のトップグループにこうして登り詰めている人達はみんなすごい熱量で本気でぶつかっているだろうに、それをも越えてきているように見える7人が少しだけ怖く感じることがあった。自ユニなのに怖いと思う瞬間があったんですよ。常に火傷しそうなくらいの熱量で攻め続けるLove-tuneがカッコよかったよ。

 

アイドルとしてのプライドが高かった。

安井くんの「画面で見てキラキラして楽しそうでラクそうでっていうイメージで良いと思う。楽しそうで、チャラチャラしてそうで、ラクそうで、それでいい。プライドがあるとしたら見せないこと」っていう見せない美学はもちろん、それを横で聞いてる顕嵐くんの表情も、この約2年後に隣に立って同じようなことを話す未来も含めて大好きだった。

可愛く仲良くわちゃわちゃしてるかと思えば、野心家で熱くてかっこよくて聡明で、歌もダンスもバンドも演技もバラエティもアクロバットも何一つ手離さないマルチプレーヤーの集まり。だからこそ努力してるはずなのに「頑張ってないね、アイドルだから」と微笑むLove-tuneは、少年倶楽部の曲振りでも「Love-tuneが目指すのは白鳥のようなアイドル」って紹介されたね。

クリエで萩谷くんパネルがはいてるズボンをうぇーい!って下げて安井くんに「あなたはジャニーズなの!」って怒られる真田くん(と走り回って爆笑してる美勇人くん)とか、ばかだなぁって笑いながら、そんなこともアイドルとしてNGとしてくれるんだなぁって感心した。

 

合言葉が「爪痕残す」なら、キーワードは「夢」だった。

安井くんの言葉はずっと心に残るね。クリエで言われた「頑張っても、どうにもならないこともある!笑」がずーっと胸の奥に刺さってて、絶対に絶対に二度と言わせたくないって思っていたけれど、Jr.祭りで「未来に連れてってやるよ」、キントレで「みんなの愛と僕たちの音で『Love-tune』」「俺たちの時代だーーー!!!!」、ユメアイで「俺たちはまともじゃダメなんだよ」、Zeppで「絶対に諦めない」…そう言ってくれた。全部、2017年に聞いた震えることばたちで、その言葉に未来を夢見た。

Love-tuneとしての目標は?って聞かれた瞬間にわくわくした顔で真田くんに向き直って真田くんの背中とんとんしてほら!あれ言って!してる美勇人くんと、頼もしい顔つきで反対側からどんって背中押す萩谷くん、そして放たれる真田くんからの「東京ドームで!Love-tuneとして単独で出れればいいなと思います」が可愛いやら尊いやらで泣いた。

そんなに全力疾走されたら追いつけないよちょっと待って~!ってくらいのスピードで走り続けるのに、今はこういう状況で現在地はここなんだって教えてくれて、こう考えてあそこを目指してる、だからこっちだよ一緒に行こうって導いてくれるLove-tuneのそういうところが素敵だった。絶対諦めずに溢れる愛を叫び続けるから、まともじゃないLove-tuneが時代をつくる未来に連れてってくださいって、本気でそう思った。長妻くんの「Love-tuneで世界進出!」だって、決して無謀なことじゃないと思った。

 

周りの人から愛されて支えられてるグループだった。

名は体を表す。安井くんが「みんなの愛(Love)と俺たちの音(tune)でLove-tune」と言ってくれたように、メンバーがファンにくれる愛と音楽も、ファンからメンバーへ届ける声と愛も、広くて大きくて温かった。

彼らの言い方からしてお願いしたわけじゃないだろうに、CALLのピンクオリ衣装もスタッフさんがLove-tuneに衣装を作りたいって言ってくれたって言っていたし、ドラムのLove-tuneロゴも、CALLの海老反り器も、Love-tuneロゴのメンカラ防水ボディシールも、キントレ単独公演のDJ台も、メンバーの為だけにZepp DVD化&楽屋飾り寄せ書きも、全部スタッフさんの「Love-tuneに作ってあげたい」っていう愛。そうやって周りの人がサポートしたいって思ってくれるようなグループであることもLove-tuneの大きな大きな武器のひとつだし、そうしたいと思って貰えるほどの人柄とお仕事への向き合いかたをしているんだろうし、そういうグループだからますます応援したいって思った。モロササイズミュージカルが全カットから復活したのも、ほかにやってないからやったほうがいいってわざわざ夜遅くに安井くんに連絡してくれたスタッフさんがいたからで。

この人たちと、この人たちを愛して支えてくれる人たちがつくるものも進む道もその先にある未来も、全部全部間違いない、ついていきたいって思えた。本気でつくり上げてくるだけじゃなくて、それを本人達が楽しそうにやっているからこそ、よりキラキラしていて惹かれたんだよ。 

退所が発表されたあとの戸塚くんのブログに綴られた「素晴らしい才能たち」への「大好きだよ」も大きな大きな愛だったなぁ。
 

 


Love-tuneの武器は、バンドと、ダンスと、ファンのみんなだよ 」 その想いに恥じないファンでありたいと思いながら応援してきたけれど、「ジャニーズJr.」だった「Love-tune」へのさよならを、こうしてどうしようもない想いとともに支離滅裂に綴ったこと、許してください。

 

 

色んなとこから求められる人気者の集まりだから、始まりが逆境だったのなんて誰の目にも明らかだった。だから、そこにいられてよかったね、おめでとう、羨ましいよって言われるような場所になって欲しい、繋いでいた手を離さなければならなかった人達の想いを無駄になんてしない人達だと信じているから、7人それぞれが選んだこの「Love-tune」という道の先で、大きな夢を掴み取るその瞬間を見ていて欲しいって、結成当時、そう願った。でも、他の誰でもない本人達が、Love-tuneで頑張りたい、未来を掴み取りたい、メンバーを好きで尊敬してる、ファンが武器だよ着いてきてって導いてくれたから、その先にこんなにも愛に溢れた未来があった。

 

 

退所のお知らせが出た翌日のらじらーで安井くんがこう言った。

「本当に皆様がいたから夢のような景色、時間を見させていただくことができました。感謝のひとことであらわせられない思いです。輝かせてくれてありがとうございました。Love‐tuneに関わってくれた、支えてくれたすべての皆様に。ありがとうございました」

…夢のような景色、時間を見せてくれたのは、代わり映えしない毎日を輝かせてくれたのは、Love-tuneのほうだ。「みんなの愛と僕たちの音でLove-tune」と言ってくれるから、沢山の愛を叫んでいるつもりなのに、いつもそれを上回る大きくてあたたかい愛をくれるから、最後まで敵わなかったな。

 

Love-tune結成から退所のお知らせまでの1000日間を振り返って眺めてみても、やり残したことってないなぁと思う。「ジャニーズJr.」としての彼らにやって欲しいこととか、叶えて欲しい夢とか、そういうのはほとんど美勇人くんとLove-tuneが叶えてくれたんだろうなぁと思う。

でも、それと同時に、ジャニーズJr.の中で1番「グループを大切にしてる人」です!と言った安井くんが、「Love-tuneを国民的グループにしたい」と話した顕嵐くんが、萩谷「いつまでも7人でいい関係を続けていきたいな」、諸星「ズッ友だ!」全員「ズッ友~!!」なんて会話をしていたLove-tuneが大好きだったから、この先の未来もまだまだ見ていたかったなぁと思うし、もっともっと広い世界でそれが見られるんじゃないかなぁなんて勝手な夢を描いてる。

安井くんの「僕たちはエネルギーであって、すべてではないから、できることをもっと探して素敵な女性になってね」を、ふと思い出す。だけどね、クリエでかけられた「Love-tuneをもっと、もっと、好きにな~る」の魔法を解く呪文、まだ教えてもらってないよ。

結成前から紆余曲折ありすぎてもう第何章なのか数えてらんないけど、次の章が始まると信じたい。だから、「Love-tune」という名前と、4曲のオリジナル曲とMake itとNO WAY OUTと、6着のオリジナル衣装、全部ぜんぶ一緒に連れてって貰えないかなぁって、欲張りなことまで考えてる。

 

 
Love-tuneがこの7人でよかった。いや、この7人がよかった。

 

 

 「俺ら運命共同体」として「青春突っ走る」Love-tuneがずっとずっと大好きだよ。7人の目指す場所が、その未来が、一緒であろうとなかろうと、この先も優しい愛と希望の歌に溢れたキラキラ輝くものであり続けますように。 

 

 

 

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  I finally found the invaluable place…
「この7人に出会えて、ホントによかった!」 

 

 

 

♡♪