希望の歌

今は未来に向かう道の途中だ

eighterとして思うこと

 

何度考えても飲み込めないし感情がぐちゃぐちゃだし、この先7月15日、12月31日という区切りが待っているらしいけど、でもいまのこの気持ちを忘れたくないなぁとは思うから、とりあえず書き殴ってみようと思います。

 

2018年4月13日(金)、某週刊誌の不穏な報道をTLの誰も信じてなどいなかったし、なんなら鼻で笑っていた。私もそうだった。

「ふふ、そうね、10年前なら不安になったかもね。面白いけどつまんないから村上さんがチーちゃん(愛猫)とらぶらぶなとこでもキャッチして欲しいもんですね笑」

火のない所に煙は立たない…それが少し気になりながらも呑気に呟いたツイートをすぐに後悔することになるなんて、一昨日の私は予測していなかった。

 

2018年4月15日(日) 9:30

ファンクラブ会員宛てに「ファンの皆さまへお知らせ」というメールが届いた。11時に下記URLからファンクラブ会員サイトをご覧ください、と。

先日の週刊誌が頭を過ぎって血の気が引いた。今まであの事務所から発信される「大切なお知らせ」が良いものだったことってあっただろうか?私は記憶にない。

 

2018年4月15日(日) 11:00

震える手で辿り着いたサイトに書かれていたのは、あまりにも受け入れがたい文章だった。

 

「この度、ジャニーズ事務所を辞めさせて頂く決断を致しました。」

 

読んだ直後にこぼれたのは「…うそだ」という言葉と涙で。週刊誌が出たときに私は数年前のこんなツイートを引っ張ってきて冒頭の呟きを添えたんだ。

「大倉も言ってたようにフラフラの頃はエイトを置いてFiVeとどこかへ行ってしまいそうな危うさが不安で早く戻っておいでと思ってたけど、今のすばるくんは関ジャニ∞渋谷すばるをベースにそれを誇りとして活動していると痛い程に伝えてくれるからありがとうもっと新しい世界へ行っておいでと思う。」

「どれだけソロ活動をしても、あくまで「ジャニーズ事務所のアイドル・関ジャニ∞渋谷すばる」だって、それを誇りとしてくれていることが嬉しいし頼もしい。フラフラの時の、あのままどこかへ行ってしまいそうだったすばるくんとは違う。」

だからそんな話は10年前に終わったものだと思っていて、現実味がなくて、嘘だと言って欲しくて、この間発売になった夏の5大ドームツアーDVD「ジャム」まだ見れてなかったのにな、さっさと見とけばよかったな、もう見れなくない?とか、そんなどうでもいいことを考えた。

 

私たちはこの痛みと虚無感をよく知っている。2005年の夏に経験したこの感覚をまた思い出す日がくるなんて想像もしなかった。ここからは7人と1人としてそれぞれの道を走って行くのだと、その事実を私はかれこれ8年以上かけてようやく受け入れた。そんなグループから再びメンバーがいなくなること、がどれだけトラウマになると思ってるの。

また、なかったことにされていくんだろうか。過去の写真も、映像も、綺麗に6に切り取られていくんだろうか。

ただでさえ「関ジャニ∞」を見るたびにそこに博貴の姿をぼんやりと探す癖が残ってるのに、これから先、博貴だけじゃなくてすばるの姿まで探し続けなきゃいけないのかな。

 

すぐにお昼のワイドショーで会見の様子が流れてきた。

目にいっぱい涙を溜めて話すすばるとヨコを見て、そんな泣きながら記者会見されたってだめなんだから!!!!!!ばか!!!!!!ばか!!!!!!と叫んでいた。叫んでいないと潰れそうだった。

黒のスーツに身を包んで記者会見を開くすばるくんの隣にはメンバーが一緒にいた…ひとり、安田くんを除いて。報道によると自宅で転倒し背中を打撲、入院しているらしい。こんなときまでらしくて笑っちゃう、ほんとばかじゃないの(お大事に)……

 

ジャニーズをやめるという決断に至ったのは35歳を過ぎた辺りから、意思が固まったのは今年の1月辺りだと話すすばる。そこは10年前からその思いはあったと言われた方がしっくりくるけど意外と最近なんだね。

すばるがずっと音楽が好きでそこに注力して活動してきたというのは明白で、だけどここ最近はずっと「関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます!!!」と言ってくれていたから安心しきっていたんだ。でももしかしたら、あの言葉たちは自分に言い聞かせてたのかな、とか、最近エイトが海外志向だったのはすばるのためだったのかな、とか、考えてしまう。

だけど、すばるが関ジャニ∞のことを大切にしてて大好きなことなんて14年も追っかけてれば分かる。 渋谷すばるにとっての横山裕が、村上信五が、丸山隆平が、安田章大が、錦戸亮が、大倉忠義が、そして、内博貴が、どれだけの存在かなんて知ってる。関ジャニ∞とはどういう存在?と聞かれたすばるは「間違えなく一番自分の中で大切で大きい存在で、家族より長く長い時間をともに過ごしてきた人たち」だと答えた。楽しいことしかなかった、ずっと横にいてくれた、誰かがつらそうな時には助け合えた、すごく絆が深い仲間で、楽しい、いい時間だったと。

 

それでも、20年以上もの間ずっと繋いできたかけがえのないその手を離してでも、自分の生きたい道を進むと決断したんだよね。

ひとりでやっていくことに限界を感じてしまうこと、博貴を見ている私には1度や2度じゃなかった。ましてやこの大きな事務所を離れてだなんて、とんでもなく険しい道になることも分かってるよね。

それでも、自分の信念を貫いて今回の決断を下した、そんなすばるがすばるらしいからどこかで納得してる自分もいる。

 

ここは削りたくないからそのまま載せるんですけど。

 

――メンバーの皆さんが必死で止めたとおっしゃっていましたが、具体的にどんな言葉で引き止めたのか教えてください。

横山裕「そうですね、正直やっぱりすばるが抜けた関ジャニ∞というものを想像がつかなかったですし、すばるが歌で仕事を一生懸命やっていたこと、歌に命がけだったことも、もちろん知っていたことだったんで、それを僕たち関ジャニ∞とともに夢を見ることは出来ひんのかなとか、いろんな思いを伝えてきましたけど、中途半端な思いですばるは言うようなやつじゃないので。本当にすばるが、こいつらめんどくさいなっと思うくらい言ったと思うんですけど、よく考えたら僕が知ってるすばるはそんな中途半端な思いで生きているやつじゃないので、みんなが言った通り、おれは背中を押してあげて、俺も下を向いてちゃいけないという思いでした」。

丸山隆平「好きすぎて何も言えなかったですね。面と向かって何話したらいいかわからないですけど、グループっていいですよね。みんなが思ってることを話してくれるから、みんな同じようなこと思ってるなっていうのを、改めて実感できた機会でもありましたね。夜中に面と向かって話せない部分も文章で送りましたけど、読み返すの恥ずかしいくらい好きさが溢れていたので、何書いたのかも思い出したくないです(笑)。2人だけで共有したいですね」。

大倉忠義「皆さんが質問された通りのことですね。それは関ジャニ∞にいて叶えられない夢なのかとか、疑問に思ったことは全部聞きましたね。海外でやる意味というか、それは日本にいて勉強できるんじゃないかとか。ひとり自分の人生っていうことで、考えてやるっていうときに、僕たちの人生はそのまま続くってわけじゃなく変化するわけで、その上での決断なのかっていう質問をしたときに、『それは申し訳ないけど自分の人生を優先させてもらった』と聞いて、僕らのことを考えての決断ってことなら言うことなかったですね」。

錦戸亮「すばるくんにとっては本当にこいつらしつこいなって思うくらい、必死でどうにか止められへんかなとか思ったんですけど、僕はすばるくん自身がどういう状況だったり、どういう環境にいくってわかった上での決断をしたいんだこの人はと思ったときには、何も言えなかったですね。背中押すしかないなって思ったし、行動しようって思った一人の男の人生を止める権利はないのかなって思いました」。

村上信五「話聞いたときの第一声は『なんでや』でしたね。追いついていかないですし。それでちょっと聞いて『それはいややー』ですよね、最初は。『なんでや』と『嫌や』しかなかった。でも聞いていくうちに、これはみんなが言った通り、スタッフに迷惑かけることも、ファンのことを第一に考えて上で、そこまで腹くくってんだっていうのは目を見ればわかりましたし。僕は、旧知の仲でもありますし、地元も近いところで育って、同世代いうところもあって、関ジャニ∞のメンバーとしてもちろん嫌やったけど、そこまで言うのであれば、幼なじみとしては『頑張ってこい』と言うしか無かったですね」。

――メンバーの皆さんが説得しても『ダメだ』と思った具体的なエピソードは?

村上「話というより、目ですね。最後にみんなで話した時も、本当に本当に本当に本当にこれが本当の本当に最後で本当に辞めるって決断でいいねってこれを言ってしまったらすばるの返事を聞いて、頷いてしまえばそこで決まってしまうのは怖い時間ではありましたけど、みんなの前で、なにも発せず、うんと首を傾けるのみでした。それは曇り無く、未来の明るい時間を共有してきたと思いますので、多くを語らずして悟ったと思います」。

 

ファンクラブサイトに綴られていたヨコヒナの悲痛な想いも含め、これだけメンバーが嫌がってあの手この手で必死に引き留めようとしてくれたんだと、それでもすばるのことを想って送り出す決意をしたんだと、関ジャニ∞の大きなメンバー愛を改めて知ることができたのは幸せなんだと思う。

 

関ジャニ∞の活動のなかで一番印象に残っていることは?という質問に「メンバーと、何気ないこと、楽屋でしょうもないことを話したり、バカ笑いしている時の顔とか空気とかがなにか、いつも絶え間なくあったなというのが一番です」って答えたすばるのその言葉が、一番欲しかった答えど真ん中すぎて苦しい。でもその後に「思い出って…そりゃ死ぬわけじゃないですからね?笑」って答える雛ちゃんがいつもの雛ちゃんで。

涙を流してましたが…?という問いに「泣いてないです!」って答えるヨコと、「直前に目薬を差しました…すいません(笑)」っておどけるすばると、「青の目薬でした」って被せる雛ちゃんもまた、私の大好きないつもの3馬鹿だなって泣けて。

すばる1人じゃなくてメンバーも一緒に会見に臨んだことを「今までこれだけ付き合ってきて、口ベタなところも、一人で立ってたら心配なところもありますから。そこは全員でいたほうがいいだろうということで、こういう形をとらせて頂きました」と明かす雛ちゃんが大好きな松原.で。

21年もの時間をともに過ごしてきたヨコヒナが隣にいないすばるが、すばるが隣にいないヨコと雛ちゃんが、心配で心配で仕方ない。あの3人だったからこそ保たれていた絶妙なバランスの関係性が見えないところにいってしまうなんて、大好きな3馬鹿が3馬鹿じゃなくなるなんて信じたくない。

 

7という数字が大嫌いだった。Love-tuneのおかげで10年以上かかって大好きになった。今度は6がだめになりそうだよ。

あれだけ仲が良くて、定期的に集まって話し合いもして、みんなで同じ方向を向いて進んでいけるようにしていた絆の強いグループでもこうなってしまうのであれば、一体何を信じればいいんだろう。

博貴がいなくなって、担降りして、それでもやっぱり「関ジャニ∞」が好きで、私の実家で、青春のすべてで、Love-tuneに何かがあったとき、何もないとき、すがるのは関ジャニ∞だった。

 

 

それでもきっと、今まで7でそうしてきたように、これからも6になった「関ジャニ∞」という箱を愛していくんだろうなというのはぼんやり分かる。

 

イムリミットを示されたうえで、7人の関ジャニ∞の活動はまだ続く。

まだ振り返るのは早い。今日はまだ前を向いていなきゃ。見守ることしかできないけれど、どうか、ファンもメンバーもすばる自身も、全員が悔いなくその日を迎えられますよう。

 

 

これからもどんどん君が素晴らしくなる

案外どんな場所にだって行けるよ

その足で踏み出せ!世界は変わる!

10年後またここで会おうよ

そんときは今よりずっと笑っていよう

きっと きっと

象/関ジャニ∞

 

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